継話§桃始笑~七十二候~啓蟄

啓蟄の次候“桃始笑(ももはじめてさく)”である。

いよいよ春めいてきた。2週間もすれば桜が開花する……そんな時節
になったのだ。桃の節句も終わり、春へのテンポアップが始まった。

少し寂しいと感じるのは、春霞が濃くなったことで富士山の姿が次第
に薄まってしまうことである。薫風爽やかな5月頃になれば、空気が
乾燥してきて再び姿を現すのだ。

おもしろい資料を見つけた……富士山の雪が最も多くなるのは4月な
のである。そこから徐々に溶けていって、おおよそ7月か8月には、
黒い富士山の姿になってしまう。だから、5月頃に見える富士山は、
残雪の富士山ということになる。

まあ、水蒸気の量が少なければ四季の別を問わず、我が家から一年中
見えはするのだけれど。

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