街話§神保巷塵[49]いもやが消える

[承前]

神保町外食の雄たる“いもや”が一軒を残し、3月いっぱいで閉店す
ると知った……本当に悲しい。40年前、神保町で働き始めた時から、
ずいぶんとお世話になった店である。

初めて食べた頃、とんかつ定食は確か380円だったかと記憶してい
る。天丼は250円だったか……そんなものだったはずである。今は
とんかつ定食が800円、天丼は650円となった。

学生は言うまでもなく、サラリーマンのパワーランチとしての役割を
担っていたが、この先その地位を引き継ぐのはどの店なのだろうか。

↓①~⑨がそれぞれの店の写真の番号である……要拡大
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上の地図のとおりで、最盛期には天麩羅、天丼、とんかつを合わせて
神保町界隈に8軒存在したいもやだが、残るのは興産信用金庫路地を
入った暖簾分け独立した天麩羅いもやと、かつて神保町1丁目北側奥
にあって、これも独立していた天丼いもやが神田天丼家と改称して、
神保町3丁目南側路地で奮闘しているのみである。

名残にとんかつでも食べに行こうかと考えたが、五十代に入った頃に
とんかつ定食を完食したその晩のご飯が食べられずに“いもや引退”
を余儀なくされたので、感謝の気持ちだけで別れを告げようと思う。

以下、連続写真で神保町界隈における、かつてあったいもや、明日閉
店するいもやを紹介しておきたい。

①本店といわれていた天麩羅いもや
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②天丼いもやと挨拶文
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③とんかついもやと挨拶文
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④唯一残った天麩羅いもやはこの先も営業
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⑤かつての天丼いもやは、神田天丼家として⑨に
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⑥閉店して20年になるだろうか、伊峡並びのとんかついもや
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⑦同じく閉店した天麩羅いもや。奥でとんかつの店と繋がっていた
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⑧⑨真っ先に閉店した天麩羅いもやはギャラリー。奥に神田天丼家
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                            [続く]

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