継話§玄鳥至~七十二候~清明

清明の初候“玄鳥至(つばめきたる)”である。

一年前の今頃は桜の盛りを迎えていたが、今年は、あっと今に盛りは
過ぎていて、枝に残る花もちらりほらりどころではなくなってしまっ
ている。

都内の開花が3月中旬とは、さすがに早過ぎて、人々にとっても心の
準備ができないまま桜の季節を迎えてしまったようではなかったか。

早い話が、例年であれば桜の下の入学式というところ、今年は桜の下
の卒業式之圖になってしまったのだ。

数十年前を思い返してみれば、小学校の入学式の折に撮ってもらった
写真は桜の下でのものだった。

季節の気まぐれないたずらとはいえ、もう少し人間様が感じる風情に
つき合ってくれてもいいじゃないか……無粋とまでは言わないけれど
ちょっとくらいは“忖度”してほしかったと思うのである。

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