辞話§海外旅行の潮時

海外旅行の回数は、およそ30回を数えた。年に一度するようになって
からも20回を超えている。

年に一度であっても、片道10時間を超えるヨーロッパへのフライトは
さすがにきついものがある。狭い機内で過ごすのが何と長いことか。
そうして到着した、その後にはしかるべく滞在期間が待っているわけ
なのだが。

そんな海外旅行もいずれはやめる潮時がやってくるのは間違いない。
あまつさえ、いわゆる個人旅行で飛行機から宿泊先に至る、様々な手
配を自前で行っていて、さらに現地でレンタカーを借りて移動するこ
とまで加わって20年近くになるが、年齢を重ねていくにつれて、運転
することの負担が少しずつ増してきたような気がする。

移動手段としての自動車は、これほど楽なものはなく、自分たちの裁
量でいかようにも行動範囲を広げることができるのだ。空港で車をピ
ックアップすれば、すぐにアウトバーンに入れる。おかげで、ごちゃ
ごちゃした街中を走ることなく目的地に向かうことができるのだ。

ずいぶんと慎重に運転をしてはいるが、知らず知らずのうちに負担は
重くなってきてしまった。

運転をしなければ、当然ながら負担は軽減されるが、肝腎な移動手段
が失われ、同時に我々の旅行そのものが失われることになる。

これまで個人旅行を貫いてきたから、この先にツアーの類に参加して
などとは眼中にない。ガイドや添乗員におんぶに抱っこは楽だろうが
ツアー参加者との人間関係はいかにも煩わしいと感じてしまう。

というわけで、車の運転をやめる時が、我々の海外旅行終いというこ
とになるが、現時点においてはやめる目安を75歳頃と想定していて、
だから残る機会は、あと10回ほどなのだ。

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