可話§コークハイなるカクテルが

コークハイという手軽なカクテルが大流行したのは1970年代のこと。

コークハイの“ハイ”は、言うまでもなくハイボールのハイである。
炭酸水で割るハイボールに対して、コークハイはコーラで割るから、
甘みが加わって呑みやすい。

呑み口がいいことには落とし穴があって、強烈な悪酔いをするのであ
る。グラス2杯程度だったら問題ないが、5杯も呑もうものならば、
普通の人だったらぐでんぐでんになってしまうこと必定なのである。

などと書いている我が身も、一度だけだがその洗礼を受けたことがあ
って、それはもう後悔にさいなまれたのだった。

さすがにそれほど馬鹿ではないから、一度だけで懲りてコークハイを
大量に呑むことはしなかった……他の酒で失敗することになったが。

かくも甘いお酒が危険であることは、誰も教えてくれることはなく、
自らの経験で学んでいくしかないのだ。そういう意味では入門したて
で痛い目に遭ってよかったということである。

1980年代になるとコークハイはすっかり下火になった。それに代わる
割りものとして登場したのが酎ハイで、その後の30年間は安定した地
位を保っている。そして、酎ハイのハイはハイボールのハイなのだ。

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