週話§土曜消息~水無月の“無”~

梅雨で水分度が高いのに、なぜ“水無月”と呼ぶのかと思いながら、
長いこと調べずにいた。

そうしたら“無”は、助詞の“の”にあたって、要するに“水の月”
だと知った。そうして“神無月”も同様で“神の月”なのだそうな。

こうして、目の前の箱を使えばさっさとわかることを、ぐずぐず調べ
ずにいても何の益もないことを、残り時間の少なくなっている我々は
思い知るべきなのだ。

かつて、大部の百科事典を常備していたこともあったが、それだけで
万事調べがついたかといえばそんなことはなく、答えが出ないままに
もどかしい思いをしたことも少なくなかった。だが、今はとりあえず
答えのようなものを受け取ることはできる。

ただし、百科事典のような権威をパソコンに求めることは不可能で、
出てきた画面だけをもって正解だと断定することは、危険かつ尚早な
のだ。

ゆえに、できるだけ原典に近づくべく頭を動かして正解にたどり着こ
うと試みるのである。

神無月も、神の月をもって最終回答とは思われず、諸説があるとあっ
た……じゃあ、これは? じゃあ、あれは?と様々な可能性に対して
可能な限り、目の前の箱を動かしてみなければ。

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