漂話§旅は徒然[6]古楽祭のお城へ

[承前]

去年のアムステルダムに続いて、初訪問の都市がまた一つ増えたが、
一番の目的はインスブルック古楽祭を聴くことである。インスブルッ
クのオーストリア編入六百年を記念して、1963年に始まった音楽祭だ
が、古楽に興味はあっても音楽祭の情報は持ち合わせていなかった。

画像

今回、たまたまスケジュールが合ったので、コンサートとオペラを一
つずつ行くことにしてチケットを確保。

8月21日は、ハプスブルク家のオーストリア大公であるフェルディナ
ント2世が16世紀に建てたアンブラス城でのコンサートを聴くのだ。

場所は市内から少し離れた丘の上にあって、交通手段をどうしようか
考えていたら、市内から無料送迎バスがあると知って一安心である。

画像

市内から歩こうものなら片道40分はかかるようで、それではさすがに
疲れるだけではないか。特に旅先における交通機関の情報取得は欠か
すことができない。せっかくだからお城も見物しておこうではないか
と、早めのバスに乗ることにした。

ホテルから中央駅の乗り場までは歩いて5分足らず。停留所には音楽
祭に向かうと思しき人もちらほらいて安心する……ややあってバスが
来た。途中何か所か停まってお客さんを乗せ、10分ほどで演奏会場に
到着。

開演までには一時間近くあるので、軽く腹ごしらえをした後は城内を
散策してみよう。
                            [続く]

《クラシックのトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック