継話§玄鳥去~七十二候~白露

白露の末候“玄鳥去(つばめさる)”である。

誕生日が七十二候にあたった。十代や二十代の頃の9月18日が今ほど
暑さ厳しきことがあったのかどうか記憶はないけれど、蝉はすっかり
鳴くことをやめていて、コオロギやスズムシといった秋の虫の天下で
あったような気がする。

今時の蝉は、9月一杯くらいは鳴き続けている。去年の我が家周囲の
蝉鳴き納めは10月に入ってのことだった。

気温は高くとも、生き物は季節の移ろいを敏感に感じて、しかるべく
秋から冬に向かっての身の振り方を決めていく……子孫を残すミッシ
ョンを終えたので、潔く骸(むくろ)になるのだ。そこには何の感傷の
欠片もなく、生と死が淡々と繰り返されるだけなのだ。

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