漂話§旅は徒然[14]インスブルック街歩き②

[承前]

観光スポットはさっさとスルーして、前もって調べておいた一筋西の
通りの古い版画を扱う店を訪ねた。写真はこちらから拝借。

↓小ぢんまりとした店だが品揃えはなかなか
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めあてはいつもと変わらぬメリアン工房の古地図。今回もインスブル
ックゆかりの一枚でもあればありがたいがと、店主にこれこれと希望
を述べると、さっと出してくれたのが昨日の演奏会場のアンブラス城
で、値段もお手頃につき即決しつつ値段交渉……2500円ほど負けても
らい、さらに免税手続きの書類も作ってもらったので、さらに安く。

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無事に商談成立となったら旧市街に用はなく、ホテルに戻る帰り道で
おやっという書店が視界に入ってきた。

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ワーグナー書店(Wagner'sche Buchhandlung)という店名で、何となく
気になったので店内に入ると、本棚に並べられた書籍のレイアウトに
何とも落ち着きが感じられて“これは”と思わせるものがある。

壁に掲げられている店の由来を見ると創業は1639年、メディチ家御用
達の出版印刷に携わっていたとあった。すでにメディチ家の威光は失
われていて、トスカーナ大公国はイタリアの一小国になっていたが。

“Meine schöne Buchhandlung”という本を同居人が見つけた。

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中にワーグナー書店も紹介されていたので迷わず購入したが、本をぺ
らぺらめくっていると、まだまだ書籍には可能性があると感じた。そ
して、より一層書店の知恵が必要とされる時代だと痛感したのだ。

今日の行動はこれで終了と決めてホテルに戻ることにした。その後、
出直して夕食を食べるには、ちょっと気温が高すぎるので……。
                            [続く]

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