漂話§旅は徒然[23]定期巡回という名の

[承前]

2キロか3キロ走ると小さな集落に出くわす……そんな小宇宙が連な
っているエリアだから、車が運転できるのは必須のようなもので、し
みじみとレンタカーの威力に感謝する旅の日々である。

そんなわけで、天気の良し悪しに関わらず“定期巡回”と称して、そ
んな村巡りを楽しんでいるのだ。そしてホテルからおよそ20kmほどの
範囲にある村々を訪ねることにしているのだ。地域内に交通信号機は
一つとしてなく、20kmくらいなら20分足らずでたどり着いてしまう。

そうすると思わぬ光景を眼にするのだ。それがこの一枚で、牧草地と
も湿原ともいえるような、その流れをまたぐようにして小ぢんまりと
小舟のように浮かんでいる建物はKapelle(礼拝堂)だと判明した。

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30人も入れば一杯になりそうな礼拝堂だが、調べてみたら結婚式会場
としても人気のようである。

この日は天気がよかったので、もう少しドライブを楽しむことにして
さらに奥へと車を走らせたら、村祭りらしきものが行われていたので
駐車場に車を置いて見物することにした。

露店が並び、小屋掛けのビアホール、それに子供の遊具いくつかと、
祭りの設営は十年一日のように見受けられる。しかも平日火曜日だと
いうのに、村の人たちは昼間っからビールをぐいぐいと空けている。
山の上の牛たちも間もなく里へと下りてくるので、そんなカウベルも
麗々しく。

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我も呑みたしとは思えど、ハンドルを握っている身であり、夕方には
予定も入っているので、ここは我慢の人となるが……あー呑みたい!
                            [続く]

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