継話§菊花開~七十二候~寒露

寒露の次候“菊花開(きくのはなひらく)”である。

秋の花といえば、コスモス、リンドウ、そして菊あたりがお約束か。

その中にあって、菊の花は子供の頃から何がなしな違和感を抱いてい
た。それがどういうものであるのか、自分としてもうまいこと説明で
きるわけではないのがもどかしい。

あえてそうではないかと、心の奥底から引っ張り出してきた理由らし
きものとして、仏壇や墓前に飾られるというイメージから導かれるの
が、辛気臭いというもので、どうやらそこにたどり着いた。

仏花として、同時に線香の香りが漂ってくると強烈に感じられた、そ
んな刷り込みが、菊の花に対するイメージを形成していったのではな
いだろうか。

菊の花に何の罪もなく、ただ単に自分自身の中でそんな存在に仕立て
あげてしまったのだ。

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