漂話§旅は徒然[26]お名残りチーズ

[承前]

最終日、変わらぬ朝食を済ませ、部屋に戻ってスーツケース2個に荷
物を詰める。荷詰めが終われば撤収だ。荷物を車に運び入れてチェッ
クアウト。宿主と挨拶を交わし9時半には車を発進させた。

ミュンヘンまで急ぐ旅ではなく、村のチーズ屋に寄って恒例となった
チーズの爆買いタイムである。

車を停めてチーズ屋へまっしぐら。勝手知ったるチーズ蔵に入って、
何種類か味見して買ったのは2種類……BergkäseとAlpkäseだ。

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家に帰って量ったら4kgほどと、これまでで一番の量である。加えて
ミュンヘンで会う人たちのお土産も買ったので、重いこと重いこと。

切り分けてくれたのは、いつもの女主人でなくて残念だと思いつつ、
店を出て車を走らせかけたら、女主人と17年来の知り合いが並んで歩
いているのが見えたので、車の中から簡単に別れの挨拶ができた。

女主人「たくさん買ってくれてありがとう。また買いに来てね!」と
言えば、否も応もなく「もちろん!」と応じて、名残を惜しみつつの
別れ。

山の中でのすべての用事を済ませ、目指すは一路ミュンヘンである。
走り慣れた山道とアウトバーンを3時間、距離は200km余りだった。

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中央駅に近いレンタカーの駐車場に着いたのは13時半近くのことで、
今回の総走行距離は14日間で1500km余り。毎日100kmは走ったのだ。

中央駅でタクシーをピックアップして市の中心部から少しだけ離れた
ホテルにチェックイン。3泊のクールダウン滞在だが、コンサートや
オペラはなく、予定らしきものは何も入ってはいない。
                            [続く]

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