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zoom RSS 忍話§十一月顔見世大歌舞伎『法界坊』

<<   作成日時 : 2018/11/16 00:00   >>

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というわけで火曜日に夜の部を観てきたので、簡単に感想を。

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一本目、二本目は、それぞれ15分ほどの『楼門五三桐』と『文売り』
がさらりと。とはいえ吉右衛門の石川五右衛門の圧倒的な大きさよ。
そして、相変わらず踊りはわからないので『文売り』は省略して……

というわけで、法界坊『隅田川続俤』は、序幕と大喜利を合わせて、
3時間近い長丁場。猿之助初役の法界坊は、花道の第一声から期待を
持たせる存在感。

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随所に観客を喜ばせる仕掛けをしつつも、基本的にはニヒル度高めの
法界坊は、絶対的存在感であろう十八代目勘三郎を意識しながら、猿
之助独自の役作りができていると感じた。これもまた、七回忌を迎え
た勘三郎へのオマージュだったのかもしれない。

そこに團蔵の大坂屋源右衛門、歌六の道具屋甚三と“重し”が加わり
後は『ワンピース』組で活躍した巳之助、右近、隼人、弘太郎といっ
た若手が加わった……意欲的な座組と言えるだろう。

女形の娘二人、右近のおくみと種之介の野分姫が成功していたとは感
じられず。意外なことは、つい去年あたりまで下手糞だと思っていた
弘太郎の番頭長九郎が好演で、自分の居場所を見つけたようだった。
気がつけばベテランになってしまった橘太郎が演じるようなキャラク
ターを務められるかもしれない。

大喜利『双面水澤瀉』は、これまで観た舞台では、顔の半分ずつを法
界坊と野分姫というこしらえが、今回は生き写しのおくみに転生して
という趣向で、ドロドロした情念のようなものはないままに幕。

猿之助の法界坊は、この先も持ち役として間違いなく評判を呼ぶこと
になるのは間違いないだろう。

※「双面水澤瀉」の“瀉”のうかんむりは、正しくはわかんむり

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