古話§晴ーれた空ー そーよぐ風ー

おかっぱる(岡晴夫)が歌った『憧れのハワイ航路』はヒットしたのは
1948年のことだった。

自分が生まれる数年前のヒット曲だが、なぜか口ずさめるのは不思議
なことである。幼少期の我が家にはラジオしかなく、ハワイ航路と同
じく数年前のヒット曲が頻繁に放送されたわけもないのだが。

そうして歌える自分が生まれる以前のヒット歌謡曲はけっこう多くて
それは、戦後世代に共通していることなのかどうなのか……。

それとは逆に、ここ20年くらいのヒット曲など題名くらいならまだし
も、音楽も歌詞も知らないものばかりである。

想像するに、昭和20年代から30年代の歌謡曲の回転サイクルは遅く、
細く長く歌われたのではないだろうか。だから、我が家で聴くことは
なかったにしても、何らかの聴く環境が存在していたということでは
ないだろうか。

それに比べると、今のヒット曲は回転が速くて、あっという間に消費
されて跡形もなくなってしまうと感じてしまう。そうは言っても、中
にはわずかながら残っていく印象的な曲もあることはあるのだが。

別に懐メロ好きでも何でもないが、時に終戦直後のヒット曲を口にす
ると、少しだけ年若い世代の人間から「どうして、そんな古い歌謡曲
を覚えているのですか?」と訝しがられるが、自分でも不思議だとは
思いつつ、それがなぜなのかまでは考えたこともなかったのである。

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