慈話§誰でもマイノリティな存在

自分が多数派(マジョリティ)だと思い込んでいる人の何と多いこと。
何の根拠があって自分がマジョリティだと考えているのだろうか。

あるいは、どこぞの誰かにたぶらかされて、そうだと思い込んでいる
だけなのかもしれない。今の日本に“自己責任論”が蔓延しているの
は、このことが大きな理由ではないか……確信を持って言えることで
ある。

自分は弱者という少数派(マイノリティ)ではない。弱者になったのは
自分のせいであるという摩訶不思議な論理によって弱者を切り捨てよ
うとするのが今の日本ではないか。社会全体が弱者に寄り添ってなど
いないのだ。

都合の悪いことは、自分から離れた見えないようなところに押し付け
る……沖縄の基地が縮小されないのは、そうした貧相な思考に基いて
いる。

長くその座に安住している、知識も教養も共苦の思想の欠片も持ち合
わせてなどいない軽薄にして暗愚な首相は「沖縄県民に寄り添って」
……などとおためごかしな事を口にするが、実際は寄り添ってなどは
いないし、明らかに沖縄に背を向けているとしか思われないではない
か。

現政権は、様々なマイノリティに対して、明らかに背を向けている。
そうでないと否定するのだったら、その証左を見せるべきなのだが。

そうして、人は誰でも心の奥底で“自分がマイノリティ”であること
をいしきしていて、そうであるがゆえに群れたがるのだ。

《日本のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック