豚話§とんかつとソースの関係

ちょっと旧聞に属する話を一つ。今月のはじめ、東京・春・音楽祭の
『さまよえるオランダ人』終演後、ちょうど夕食の時間となったので
それではと、東京駅前のとんかつ屋に直行した。

まあ……うまいと評判の店なので、入店してみればテーブル席は満席
で、カウンターに通された。カウンターは好きなので問題などない。

そしてありがたいことに小サイズのロースかつ定食があったので、迷
わず注文し、ビールの中瓶と日本酒を一合頼んだ。

低温でじっくり揚げるということで、少し間をおいて本体が登場。油
切れのために、かつの下には木の簀の子が敷かれているので、かつに
直接ソースをかけられず、別の小皿にソースを落として食べるという
ものである。

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品はいいのだろうが、どうもこの手の上品さとB級的なるものがしっ
くりこないなあと感じるのだ。個人的には皿の上のとんかつにソース
をかけたい派なのだ。

もちろん、最初から全部にかけることなどはしない。そんなことした
ら、食べ終わることのかつはぐだぐだになってしまう。ひとしきりは
酒の肴としてのとんかつだから、三分の一ほどにソースをかけて食べ
るのである。

そうすることでいくつかの手間を省くことができるわけでが、上品な
店では余計な手間をかけさせることがままあったりするのだ。

この店も、キャベツは別のボウルで供されてドレッシングでもソース
でもご自由にというのはいいのだが、かつとキャベツが別皿というの
も何やら煩雑な気がしてならない。

というわけで、とんかつそのもののうまさには感心しつつ、もう少し
気軽に食べられないものかと思った。ゆえに再訪はなさそうだ。

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