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zoom RSS 皐話§團菊祭五月歌舞伎夜の部〜丑之助〜

<<   作成日時 : 2019/05/08 00:00   >>

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何の縁もなかった十連休最終日、菊之助長男にして、七代目菊五郎と
二代目吉右衛門の孫である寺嶋和史が七代目尾上丑之助を襲名する、
團菊祭五月大歌舞伎夜の部を観てきた。

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夜の部の演目は4つ……『鶴寿千歳』に始まり、七代目尾上丑之助初
舞台『絵本牛若丸』に続くのは、丑之助の父菊之助が白拍子花子を務
める『京鹿子娘道成寺』が出て、最後に『曽我綉俠御所染〜御所五郎
蔵〜』と、終演20時55分の長丁場である。

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一本目『鶴寿千歳』は、改元祝儀の舞踊……雄鶴雌鶴の衣装が御祝儀
袋のように見えてしまったが、同居人も同じことを思っていたという
御愛嬌。

そして菊五郎劇団幹部総出で丑之助襲名を祝う……改元祝儀から襲名
祝儀の連続となった。一番上の写真は襲名披露の祝幕で、デザインは
宮崎駿によるもの。

舞台はまあ他愛のないもので、人間国宝の祖父二人が舞台奥で“やに
さがった”表情を隠すことなく孫の奮闘を眺めているの図で、この先
の長さに思いを馳せるのだが、丑之助が菊五郎となる頃、我々は墓の
中であることは間違いないだろう。

この日一番の見ものは菊之助の『京鹿子娘道成寺』である。毎度毎度
歌舞伎舞踊については語るべき言葉が少なくて難儀するが、この日の
道成寺は久々に充実した舞台を観た、そんな満足感を覚えた一時間を
超える大舞台だったのである。

最後『御所五郎蔵』は、松也が五郎蔵を、彦三郎が星影土右衛門、梅
枝が傾城皐月という若手の舞台。さすがに道成寺まででお腹一杯とな
り、松也と彦三郎と声が大きくよく通って聞こえるのだが、特に松也
はもう少し声のコントロールを覚えてくれないと、一本調子過ぎて、
情緒を堪能するというところまでは至らなかった。

電車を乗り継いで最寄駅到着は22時過ぎ。連休最終日もこの時間にな
ると電車の客も多くはなかったが、さすがに疲れての帰宅である。

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