慇話§“様”の乱用模様

敬語の使い方が丁寧過ぎるというか、考え過ぎるというか、とにかく
誤用を含めて過剰な昨今であると感じる。あれやこれや枚挙に暇はな
いが、今回は“様”だらけについて書いてみたい。

一番に何とかならないかと思ったのは病院で、我々に向かって“患者
様”ときたもんだ。まあとにかく居心地が悪い。患者さんで十分では
ないか。まさか、患者の側から「様と呼べい!」などと要望している
はずもないから、これはもう勘弁してほしいものだと思う。

かように、あちらこちらで“様”が飛び交っている様は、何だかもう
クレームを避ける予防線のようなものなのだろうか。

さらにさらに滑稽でしかないではないかと呆れかえったのは、新聞の
折り込み広告中に印刷されているアクセス地図である。そこには……
“デニーズ様”とか“出光GSさん”などと、麗々しく“さん”やら
“様”が雲霞の如く状態だったのである。

こうなると気分的には、何だか馬鹿にされているような気がしないで
もなく、滑稽という以上に、居心地の悪い気分になってしまうのだ。

最初に書いた病院の“患者様”だが、先月通院した総合病院の受付の
アナウンスでは“様”ではなく“さん”付けで呼んでいて、それでい
いのだと思ったのだった。

《日常のトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック