食話§皐月五月もさようなら~枝豆へ~
5月最終日である。
気温も湿度もほどほどに気持ちのいい季節だったが、間もなく終わり
となってしまう。この先は、気温も湿度もどんどん上がって、鬱陶し
く汗が噴き出る季節がやって来るのだ。
6月からのお楽しみといえば、何といっても枝豆である。6月中は、
まだまだ走りの時季で、味もちょっと物足りなかったりするが、それ
も徐々に風味を増していって、7月から3か月ほどは、忠実なビール
の友として、家呑みする時には欠かせない酒肴の主役格なのである。
実は、気が向くとスーパーマーケットの総菜コーナーに茹で枝豆がパ
ックで売られているのを買い求めるのだが、冷凍物を茹でているよう
で、歯応えがいささか緩いと感じられてしまう。
そこはやはり、畑で取り入れられた新鮮な枝豆が、野菜売り場に置か
れていて、それを買って茹でたものには叶わないのだ。そして、枝豆
当番としては、茹で加減と塩加減を考えつつ、ほどほどの塩味と歯応
えになるよう“精進”しているのである。
5月中でも、沖縄からの早生ものが入荷していることはあるけれど、
やはりというか、残念ながら風味が淡泊過ぎて、旬の濃厚さには及ぶ
ものではない。かくして枝豆の旬が早く来ることを待ち望みつつ、皐
月五月を見送るのだった。
《日常のトピックス一覧》
気温も湿度もほどほどに気持ちのいい季節だったが、間もなく終わり
となってしまう。この先は、気温も湿度もどんどん上がって、鬱陶し
く汗が噴き出る季節がやって来るのだ。
6月からのお楽しみといえば、何といっても枝豆である。6月中は、
まだまだ走りの時季で、味もちょっと物足りなかったりするが、それ
も徐々に風味を増していって、7月から3か月ほどは、忠実なビール
の友として、家呑みする時には欠かせない酒肴の主役格なのである。
実は、気が向くとスーパーマーケットの総菜コーナーに茹で枝豆がパ
ックで売られているのを買い求めるのだが、冷凍物を茹でているよう
で、歯応えがいささか緩いと感じられてしまう。
そこはやはり、畑で取り入れられた新鮮な枝豆が、野菜売り場に置か
れていて、それを買って茹でたものには叶わないのだ。そして、枝豆
当番としては、茹で加減と塩加減を考えつつ、ほどほどの塩味と歯応
えになるよう“精進”しているのである。
5月中でも、沖縄からの早生ものが入荷していることはあるけれど、
やはりというか、残念ながら風味が淡泊過ぎて、旬の濃厚さには及ぶ
ものではない。かくして枝豆の旬が早く来ることを待ち望みつつ、皐
月五月を見送るのだった。
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