写話§映画館の座席~新聞記者~

久々に劇場で映画を観てきた。年に一度も観ているとは思われない。

ずいぶんゆったりとした劇場の椅子に座っておよそ2時間の映画鑑賞
が終わり、さてとと立ち上がると脚が疲れていた。オペラや歌舞伎、
コンサートでもそれくらいの時間は座っているのに、なぜか似たよう
な感覚はなく、不思議なことに映画館の座席から立ち上がる時に感じ
るものなのである。

小学生の頃は、円谷英二の特撮怪獣映画を実家近くの映画館で観てい
た。二本立てで円谷作品にプラスして、若大将シリーズや駅前シリー
ズ、その間にニュース映画が上映されたから、4時間近くは映画館の
椅子に座っていたはずだ。

観終わって立ち上がると、脚の力がなくなっていて、ちょっとの間は
ぎごちなく歩いてしまう……そんな感覚を久々に味わった。

同じことが、なぜオペラや歌舞伎の後に感じられないのか、その理由
はわからない。いや、ひょっとしたら感じているのかもしれないが、
映画館の時ほどの感覚とは違っているのかもしれない。

ちなみに観た映画は、現在大ヒットして好評上映中の『新聞記者』で
ある。色々ともどかしい部分もあったりはしたが、日本の“今”を捉
えた意欲的な作品である。観ることをお勧めしておく。

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