連話§八月納涼歌舞伎第一部、第二部

日曜日の第三部に続いて、火曜日は第一部と二部を続けて観てきた。
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第一部は、いきなり『伽羅先代萩』に始まる。当月は『御殿』と『床
下』である。

それにしても朝一から重いものを見せてくれるものだと思う。勉強の
場であると言われれば、まさにそのとおりで、七之助初役の政岡だ。
でまあ……長い。いつもなら『御殿』の前に『竹の間』が置かれるの
だが、それがなくてありがたかったくらい。

今さらながら観ていて、台詞がまったくない“まま炊き”の長さにも
閉口した。勘九郎の息子二人勘太郎の千松と長三郎の鶴千代は頑張っ
ていたが、長三郎は時折舟を漕いでいたと見えた……。

『御殿』の後は『床下』で、巳之助の男之助、幸四郎の弾正。弾正が
花道を不気味かつ悠然と引っ込む幕切れは相変わらず見事だが、もう
しばらく先代萩は観なくてもいいかな……長い1時間40分だった。

二本目『闇梅百物語』は、何となく気の抜けた一幕。

そして第二部。納涼らしいといえば、結局は馬鹿馬鹿しい『東海道中
膝栗毛』に尽きてしまうか。いささか楽屋落ち多めの他愛ない舞台を
3階から理屈抜きにアハハハと笑い、宙乗りに拍手して気楽に終演。

歌舞伎座を出れば18時前。夕立も上がって夕飯時である。新宿に戻っ
て、買い物がてらのデパートの上でとんかつにビールで打ち上げた。

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