酷話§ドイツのほうがはるかに暑い!

ここ数年の旅行は暑さとの戦いの日々だった。というか、とっくに降
伏して、おとなしく、じっとするようになってしまったのだけれど。

かつて、6月のヨーロッパといえば、湿気も少なくほどほどの気温で
気持ちよく旅行の日々を過ごせたのだったが、どっこいそうはいかな
くなってしまった。

そんな暑さになってしまったことを顕著に感じるのは、コンサートや
オペラに出かけた時、お客さんの服装の変化からなのである。

元来、ドイツやオーストリアの人たちは保守的で、だからコンサート
に行く時も男性だったらきちんとスーツにネクタイでというのを律義
に守っていたのだ。

それゆえに我々もそれを踏襲して、ネクタイを締めてコンサートに臨
んでいたのだった。ただ、その頃から少しずつ暑くなってきていたの
で、半袖のボタンダウンにネクタイを締めてというスタイルである。

そんなスタイルが崩れてきたのがこの数年のことで、さすがの保守体
質も暑さには勝てず、まずはネクタイが姿を消し、それでもジャケッ
トは離さなかったのが、今年はもう無礼講状態も同然の、カジュアル
な客席になってしまった。

もっとも、ステージに立つアーティストは黒めのシャツにパンツとい
う姿を多く見かけて、客席に先駆けていたのだから、我々が気を遣う
必要もなかったのである。

そんな中、エアコンの設備などはないホールに敢然と燕尾服で登場し
て2時間のコンサートをやってしまう演奏家もいたりする不思議よ。

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