週話§土曜諸相~秋の様相~

秋へと季節の移ろいを感じる中で最初に眼に映るのは、桜の病葉が、
次々に枝から地面へと落ちて、夏の季節が終わったことを告げている
ことだ。

3月下旬に桜が咲いて散った後、すぐに緑の若葉が吹き出して、4か
月で葉の季節も終わりを迎える。次に桜の花を眼にするのは、半年後
である。

ちょっと残念なのは、今だにヒグラシ(蜩)の鳴き声を耳にしていない
のだ。陽が西に傾いて、世間が赤みを帯びる頃、おもむろに“カナカ
ナカナカナ”が聞こえてくると、涼やかな秋の風が軽く吹いてくるよ
うな錯覚を感じることがあって、もう秋はそこまで来ていると思うの
だった。

今年もまた猛暑の夏だったから外出度は低めで、不要不急な外出は極
力避けて体力温存とお経のごとく唱えていたのである。

《日常のトピックス一覧》

この記事へのコメント