週話§日曜諸相~バナナ問屋なる店~

生まれて18年ほどは、人口10万ちょっとの田舎町に住んでいた。そん
な小さな地方都市であっても“バナナ問屋”なる店が、確か2軒あっ
たと記憶している。

物心ついたあたりから、世間ではバナナを普通に口にできるようにな
っていて、そうした需要の増加に対応するべく、小さな町にもバナナ
問屋があったということだろうか。

バナナ問屋に行って直接バナナを買うことができたかどうかわからな
い。バナナ問屋の仕事はというと、青いまま日本に入ってきたバナナ
を、ほどよく熟成させて八百屋に卸すのだ。

そうした手間をかける果物が他にあるかどうかはわからないが、とに
かく青い未熟成のバナナは、バナナ問屋に預けられた後、商品として
出荷されるわけだが、たぶん我が町にあったバナナ問屋は当然ながら
近隣の市町村の需要にも応えていたということであろう。

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