飢話§ラグビーワールドカップ食料騒動の件

さても、ラグビーワールドカップ日本大会における食事情のひどさに
ついては国辱的とでも言ってしまいたいほどである。

入場の際の規則として飲食物の持ち込みは禁止を謳ったものの、スタ
ジアム内の飲食コーナーがあまりにも貧弱だったがゆえに、食べ物を
買えない客が続出した。結果、大会運営に間違いなく夥しいクレーム
が殺到したであろうことは想像に難くない。

ビールさえ売れればいいという運営が発したと言われる言葉が流れて
きているが、冗談もほどほどにするべきだろう。メインスポンサーの
顔色だけうかがっていればいいという、そういう姿勢に反吐が出る。

そうして23日の試合以降は食べ物に限って(飲み物は変わらず)の持ち
込みが認められたのである。お粗末というか何というか。
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確かに、試合の間中何かを食べ続けている向きも見かけることがあっ
て何しに来たのだろうと思わないでことはあったけれど、多くの客は
ちょっとしたお菓子であるとか、サンドイッチやおにぎり程度をスタ
ンドの客席で食べるのがせいぜいなのである。

キックオフ時刻が夕方18時を過ぎる試合も多く、腹が減るのは当然の
ことで、そうしたちょっとしたものすら手元にないことの不安を今回
のワールドカップの規則が増幅したのだった。これこそがまさに……

食い物の怨みは怖い

……ということが具現化されたように思うのだ。こうした観客に対す
る“おもてなし”の欠如こそが、今回のラグビーワールドカップにお
ける最大の問題ではなかろうか。観客動員数だけ考えれば成功したこ
とは間違いないけれど、スタジアム内におけるホスピタリティがこの
状況では、協会上層部などスタジアムでつぶさに観客の動向など見る
はずもなく、そうした鈍感さが今回の飲食騒動に繋がったのである。

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