変話§朔風払葉~七十二候~小雪

小雪の次候“朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)”である。

あっという間の11月だったような気がしてならない。しつこく繰り返
しているようだが、定年退職このかた、時間の進み方が異様なほどに
速度を増しているように感じる。

一年前は山形交響楽団のハイドン『天地創造』を聴きに行ったのが、
それがつい2、3週間前だったかのように思ってしまう。

小学生の頃、時が進むことの遅さにいつもいつももどかしさを覚えて
いたが、それは誰もが等しく感じることのようである。そして徐々に
年齢を重ねていくにつれて、時が過ぎ去る様を自覚するようになる。

生まれたばかりの乳児と、六十路を過ぎた老境の人間とでは、時間の
速度がまったく別の次元ほどに違うことは、そこまでたどり着いた人
間にしか理解しえないものなのだ。

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