迷話§やって来た列車に乗って[1]法師温泉

表題のような旅を2回やっていたことを思い出したので書き留めてお
く。最初は完全に場当たり的な気まぐれ旅で、二度目は時刻表を眺め
ながらの出たとこ勝負の旅をしたのだ。

一度目は1970年代終わり頃の年の瀬のこと。仕事納めの翌日から上州
北部の法師温泉に二泊した。一年の仕事の垢を落とすというつもりで
このあたりで温泉にはまりつつあった。

法師温泉の浴場は、木製の巨大な浴槽が4つあってそれぞれに丸太が
一本渡されてそこに頭を乗せて風呂に漬かるという趣向である。浴槽
の底には玉砂利が敷かれていて、そこからポコポコと温めの温泉が湧
いてくる。のんびりと一時間くらいは入っていられ、汗もたっぷりと
出てくれる。それで風呂上りのビールがまたうまい!

というわけで二泊して宿を出たのが大晦日の午前中。バスで最寄の上
越線の駅に行き、昼過ぎにぼちぼち実家に帰ろうかと思いながらふと
思いついたのは、上りか下りの列車で先に来たほうに乗ってみようと
いうことだった。……上り上野方面の列車に乗れば、そのまま帰省と
いうことになるのだが、先に来たのは下りの新潟方面行きの列車だっ
たのである。

それで、夕方をめどに行けるところまで行ってみようと思い定めたの
だった。実家には元旦の朝に戻ることにするのだ。
                            [続く]

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