欧話§最近シューマン交響曲事情

シューマンの交響曲を聴き出して10年位か。最初は第3番『ライン』
ばっかり聴いていた。

このところサヴァリッシュが指揮したシュターツカペレ・ドレスデン
の演奏で1番から全交響曲をカーステレオに入れて聴いている。で、
4曲全部が好きになってしまったようなのだ。今のところ聴きこんで
いるのは1番なのだな。

4曲が4曲まったく違った様相を示していながら、どれを聴いても、
ああシューマンだと強烈に感じさせる何かがあると思うのである。

いつだったか、ずいぶん前に書いたことでシューマンとブラームスの
違いのようなものという、単に自分の感じたことなのだが、ブラーム
スがドメスティックな“ドイツの作曲家”だとするならば、シューマ
ンは、それよりも広い意味で“ヨーロッパの作曲家”と呼び得るので
はないかということなのだ。

それは、ブラームスが表面的な意味で古典派音楽に回帰しようという
方向性で作曲していたことから受ける思い込みであるのかもしれない
が、ブラームスを聴いてからシューマンの交響曲を聴くと、ある意味
“世界の拡がり”をより強く感じるのである。

……シューマンのほうがブラームスよりも、はるかに年長なのだが。

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