歳話§初めての定年[15]初めての健保

[承前]

昨日は“特例退職被保険者”となって初めて健康保険証を使用した。

かねてより歯科医師から、歯周のメンテナンスを行う必要があると指
摘されたので、数回ほど通って歯周の治療を行わねばならなかったの
である。

多少の痛みくらいだったら、比較的我慢強いほうだとは思っているの
だけれど、誰もがそうであるように、歯医者が行う治療の痛みは通常
の痛みとは別種のもので、それがゆえに歯医者を敬遠していたのだ。

とはいえ齢六十を越え、可能であるなら死ぬまで自前の歯に持ちこた
えてほしいから“えいやっ!”と出かけることにした。

継続した健康保険は3割負担だから、半年でも早く治療を始めておけ
ばよかったのというのは後悔しても始まらない。この先、しばらくは
忍耐の歯科通いが続くことになる。

せめてもの慰めは、歯医者にかこつけて都心まで足を伸ばして遊んで
帰ってくるということくらいか……外出するということは、イコール
お金がかかるということを自覚する定年退職者なのだ。
                            [続く]

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