環話§涼風至~七十二候~立秋

立秋の初候“涼風至(すずかぜいたる)”である。

まったく実感と実態のない秋がやってきた。暦が「秋だ」と言っても
素直に首を縦に振ることなどできない。この先、10月上旬ですら真夏
日になったりするのだから、2か月の間は夏で推移することを覚悟せ
ねばならぬ。

辛うじて秋かなあと思うのは、少しずつ日没時刻が早くなって、気が
つけばあっという間に夜が到来していることである。日没が18時半よ
り早くなると、そのことをより一層実感するのだ。

そして周囲を見回すと、樹木の葉はずいぶんと緑がくたびれてきて、
それと入れ替わるように空の青みが増しつつと感じられるのである。

見た目は秋に近づいているのに、体感は真夏日の気温というギャップ
にしばらくはさいなまれる……それが立秋から秋分へと向かう道筋に
あるものなのだな。

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