特話§旅の時間は“ハレ”~日常との乖離~

一か月前、車で尾瀬に向かって家を出発したのが8時頃。小学校に登
校する子どもたちをあちこちで見かけた。そんな“日常”の中を旅に
出る自分がいて、ちょっと不思議な気持ちになった。

やはり旅することは“ハレ”なのである。では、日常とは何かと考え
るが、基本的には家を中心にしての生活ではと単純化しておきたい。

こうした日常との乖離を強烈に感じた最初は1987年、ミュンヘンに旅
行した時である。この時が3度目の海外旅行だったが、前2回には感
じることがなかったのに、この時は感じたのだ。

ホテルで朝食を済ませて朝の町に散歩に出た。その瞬間、職場に向か
う人たちの様子を見て、違うことをしている自分たちに気がついた。

そうしたことを感じるかどうかは個人差もあるだろうし、旅するシチ
ュエーションにもよるのかもしれない。3年前の定年退職直後、尾瀬
に行った時にはそれほど感じることのなかった日常との乖離だったが
今回は強く感じたのはなぜだろうか。

やはりというか、定年から3年が経過し、固定化された日常を送って
いる心のありようが顕著に表面化してくるのが、こうして旅をする時
なのだろうと考えるしかない。

《日常のトピックス一覧》

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