邂話§尾瀬初夏水芭蕉[3]下の大堀水芭蕉

[承前] ヨッピ吊り橋への分岐から中田代が始まり、この日のメインイベント が近づいてきた。尾瀬ヶ原も三分の一を歩いたことになる。ここまで 来ると、至仏山も燧ヶ岳も見栄えよく――インスタ映えってか?―― 山容を楽しめるのだ。 山ノ鼻からここまで一時間ほど。いつも以上に歩を進めるテンポは遅 い。立ち止まったり振り…
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贋話§現物を撮影しても印刷物には

会社で最初に配属されたのはグラビア誌の編集部だった。まだ当時は フィルムカメラの全盛期で、撮影を担当したカメラマンが粗選びした ポジフィルムを編集担当者が誌面に使う“一枚”を選んでいた。 一度選んでしまえば、それでおしまい。だからカメラマンと編集者の 眼は確かでなければならなかったのである。 そうであっても。特に化粧品…
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邂話§尾瀬初夏水芭蕉[2]上田代牛首

[承前] さても上田代である。自分的尾瀬行の比重において、尾瀬ヶ原の西半 分の経験値は、下田代から尾瀬沼あたりの経験に比べれば、明らかに 低いと言えるだろう。 というわけで今回は、ルートマップ記載の歩行時間の倍近くをかけ、 特に上田代牛首のあたりを中心にゆっくりゆっくり歩を進めてみた。 そういえば牛首を間近からまじま…
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羅話§アルカディア弦楽四重奏団を武蔵野で

オリジナル・メンバーは以下のとおりだったが、第一ヴァイオリンの アナ・トロークが病気で来日できず、このクァルテットと関係が深い というセバスティアン・テグゼジューにメンバー変更となった。 セバスティアン・テグゼジュー(第一ヴァイオリン)←アナ・トローク レスヴァン・ドゥミトル(第二ヴァイオリン) トライアン・ボアラ(ヴィオ…
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邂話§尾瀬初夏水芭蕉[1]鳩待峠から山ノ鼻

[承前] 東京の自宅を7時半過ぎに出て、片品村戸倉に着いたのが10時半前。 戸倉からバスで30分ほど走れば鳩待峠に到着である。鳩待峠の標高は 1591mで尾瀬ヶ原まではおよそ200mの下りである。 休憩所前の広場には至仏山を背に雪が溶けずに残っていた。一週間前 に降った大量の雨が、残雪をかなり溶かしたと聞いたていた…
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空話§2019年5月の天気模様を振り返る

5月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておくことにする。 このリンクで日付をクリックすることで、各々の日のアメダスを確認 して、より詳細な気象状況をチェックできる。 ううむ……つい先月のことだが記憶がない。夏日は13日あったし、 最高気温30度超の真夏日も5日あったから、すっかり夏なのだが、 何となく肌寒い日も少…
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週話§日曜諸相~もんじ焼き~

昔々のその昔、実家があった町のお話である。 町内には必ず一軒、小さな駄菓子屋があった。そんな小さい店の奥で 冬になると、鉄板テーブルを設えて近所の子供相手に“もんじ焼き” が始まるのだった。 今流行りの“もんじゃ焼き”をもっともっとシンプルにしたもので、 水溶き小麦粉に醤油を垂らし、それを鉄板で焼くだけのことである。 …
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変話§麦秋至~七十二候~小満

小満の末候“麦秋至(むぎのときいたる)”である。 小満も末候となった。 年間の麦の生産量が日本国内のベスト10という県で生まれ育ったが、 それにしては麦が実ってという風景を見た記憶がほとんどないのだ。 まあ“田舎の街中の子”だったから、田畑を見ようとしたら、街から 郊外に出なくてはならず、そうそうそこまで出かける機…
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水話§2019年6月の予定あれこれ

月初めなので、東京一か月間の日の出&日没時刻から。 日の出は4時25分で最も早く、日没も夏至の頃には19時1分となって 19時半頃までは明るさが残ってくれる。 今月は歌舞伎を昼夜。特に夜の部は三谷幸喜の作・演出で三谷かぶき と銘打たれた『月光露針路日本』がどういう舞台となるのか楽しみ。 そして昼の部は……何とい…
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告話§ビッグイシュー360号発売中!

ビッグイシュー360号は6月1日から発売されています。お買い求 めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部350円。 180円が販売員の収入に。台風最前線が表紙。 スペシャルインタビュー ヤリッツァ・アパリシオ リレーインタビュー 東ちづる(女優) 特集 台風最前線 台風の季節がやってくる。 …
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週話§土曜諸相~水無月六月~

今年も半分が過ぎようとしている。6月がやってきてしまった。当月 の具体的な予定は次のエントリーに書いておくが、それ以外の情緒的 感慨のようなものを書き記しておく。 季節はすっかり夏となった。真夏の猛暑とは違うけれど、それでも暑 さはと東南アジアのさらなる湿気は、すべての人に満遍なく容赦なく 蔽い被さってくる。 定年退…
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過話§備忘録的な何か~2019年5月31日付~

5月4日……14時半を過ぎた頃から、我が家あたりでゲリラ豪雨が襲 来した。土砂降りを通り越したような猛烈な雨に混じってパチンコ玉 くらいの大きさの雹(ひょう)が、バラバラと降りかかってきたのだ。 夕方出かける用事があったので、我が家近くの歩道脇に積もっていた 雹の写真を撮っておいたのが上である。60年以上生きていて、…
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邂話§尾瀬初夏水芭蕉[0]5月28日~30日

昨日の午後、2泊3日の尾瀬行から戻ってきた。そして、週明けから 本格的に旅行記の連載を始めるが、とりあえず帰宅報告をしておく。 そして2週間後には長旅が控えているので、それまでには連載が終わ るよう、短期集中で臨みたい。 まずは、尾瀬一帯の初夏、そして水芭蕉のお様子がどうであったか、 天候の塩梅から山小屋あれこれ、…
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食話§皐月五月もさようなら~枝豆へ~

5月最終日である。 気温も湿度もほどほどに気持ちのいい季節だったが、間もなく終わり となってしまう。この先は、気温も湿度もどんどん上がって、鬱陶し く汗が噴き出る季節がやって来るのだ。 6月からのお楽しみといえば、何といっても枝豆である。6月中は、 まだまだ走りの時季で、味もちょっと物足りなかったりするが、それ も徐…
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巡話§半世紀後・・・・・・というわけで明日から

明日から尾瀬に行ってくる。 去年は7月のニッコウキスゲだったが、今年は水芭蕉を見ておきたい ので、ちょっと早めの5月下旬の尾瀬行とした。コースは去年とほと んど同じで、鳩待峠から尾瀬ヶ原泊、翌日は尾瀬沼泊の予定である。 古傷の膝も気にならないではないが、去年上がった時にはサポーター のおかげで、全歩程で痛むことなく済ん…
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顧話§初めての尾瀬・・・・・・半世紀を経て

尾瀬に初めて足を踏み入れたのは半世紀前、中学校2年の時だった。 同級生2人と山好きだった理科の教師が付き合ってくれて総勢4人の 尾瀬行である。 夜行に乗って沼田へ。そこから東武バスで戸倉まで行った。鳩待峠か らが楽に行けるというが、当時は路線バスが認可されておらず、黙認 状態だったマイクロバスに乗って鳩待峠に向かった。 …
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変話§紅花栄~七十二候~小満

小満の次候“紅花栄(べにばなさく)”である。 多摩丘陵は野鳥の種類が多い。耳を澄ますと、様々な鳥の鳴き声が聴 こえてきて、どれがどれだとすべてを判別できないのは残念だが、何 種類かは調べて、これだとわかる鳥も辛うじてある。 まあ、セキレイとかオナガ、ムクドリとかヒヨドリ、一度はホトトギ スの“テッペンカケタカ!”も聴い…
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週話§日曜諸相~五月最終週~

5月も最終週となってしまった……一年も5か月が終わってしまう。 気持ちのいい季節も、6月に入れば梅雨が始まって、鬱陶しい湿気の 世界へと突入していく。 せっかく気持ちよく過ごしてきたのところを、おまけに梅雨寒という こともあるので、そんな天候不順も気にしなくてはならない。そして 梅雨が終われば、今年も猛暑の夏が待ってい…
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週話§土曜諸相~自販機のお茶の件~

4月上旬のことだった。 自販機でペットボトルのほうじ茶を買ったら、冷たいほうじ茶に変わ っていた。確かに4月から10月の間は冷やしたペットボトルが売られ ている。 その日は花冷えの寒い日で、だから温かいものが恋しかったのだが、 手にした瞬間、不意打ちを喰らったようにがっかりしつつ……そうだ 4月だったのだと気がついた…
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連話§ワタシの酒肴[140]ナムル

[承前] 朝鮮料理のナムルは、よき酒のアテになってくれる。もっぱら食べる のは、もやしとほうれん草のナムルで、大根なますのようなナムルと ゼンマイナムルは、ビビンパの中にあるのは食べるけれど、酒肴とし て食べることはない。 もやしもほうれん草も、どちらも味付けは実にあっさりしたもので、 茹でた後に軽く塩と胡麻油、それ…
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生話§五月も下旬・・・・・・ですね

時間の進み具合があまりにも早く目まぐるしくて、追いつくのが骨と 感じてしまう。 4月末から5月へと暦が変わっても、肌寒い日となって、せっかく冬 物から夏物へとクローゼットの中身を替えはしたものの、元気に半袖 を着ようと思っても、ちょっとためらうような外気温が続いたのだ。 とはいえ、徐々に夏めいていけば、毎日がビール日和…
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呟話§一言つぶやき~放送席放送席!~

スポーツ中継では必ずヒーローインタビューが行われるわけだが…… ……その際、アナウンサーが「放送席放送席!」と、マイクに向かっ て必ず二度呼びかけているのを、かねがね不思議に思っていたのだが それは、テレビ局とラジオ局の音声担当が“最初の「放送席」をきっ かけに、ボリュームを上げ、2回目の「放送席」で音のレベルを調整 して…
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過話§備忘録的な何か~2019年5月23日付~

4月28日……この日5時頃、府中アメダスの最低気温が3.3度を記録し た。実は当日のアメダスでは最低気温2.5度と記録があったのだが。 4月終わりで、最低気温が一けたの、それも限りなく0度に近づいた というケースはさすがに珍しいのではないだろうか。 その前夜、ひょっとしたらと同居人がキッチンの換気扇を冬の時期と 同じく…
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祝話§ワーグナー206歳

勝手に恒例にして寿いでいるワーグナーの誕生日である。 細々ではあるけれど、年に最低でも一回はワーグナー上演をという、 これもまた勝手な決め事も、何とかかんとか継続しているのはめでた いといえばめでたい。 何しろ、海外オペラハウスの引っ越し公演とは縁を切ってしまったの と、新国立劇場にも通わなくなってしまったので、相当に…
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新話§エリック・マリア・クテュリエのチェロ

1972年生まれのエリック・マリア・クテュリエは22歳でパリ管弦楽団 に入り、その後アンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバーに なった、現代音楽のスペシャリストと言っても間違いではなかろう。 バッハの無伴奏チェロ組曲が2曲聴けるからと、それ以外のプログラ ムは観ることもせず、何気なくチケットを買って行った武蔵野文化会 …
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変話§蚕起食桑~七十二候~小満

小満の初候“蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)”である。 改めて小満の意味を調べてみたら「万物盈満(えいまん)すれば草木枝 葉繁る」ということだった。 文字通り4月の若葉から、葉の緑もいよいよ濃さを増して夏らしい季 節になってきたということだ。 冬の間、葉の落ちた枝の隙間から見えていた、遠くのマンションなど がい…
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若話§寿命が延びたことで例えば歌舞伎

日本人男性の平均寿命も80歳を超えていて“元気な年寄り”がいるわ いるわの昨今である。 歌舞伎でも坂田藤十郎が米寿を迎え、それを寿ぐ一幕が上演された。 そうして、菊五郎と幸四郎が76歳、仁左衛門75歳、吉右衛門74歳と、 立役の大看板が七十代半ばでも元気に舞台を務めている……さすがに 無理はせず、一日1演目に留めてはいるが…
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薔話§連休前に見た夢~ばらの騎士?~

他人の見た夢はつまらないというが、自分の記憶を残しておきたいと 考え、あえて書き残すことにする。 場所は、ドイツあたりの歌劇場。夫婦二人して平土間でリヒャルト・ シュトラウスが作曲した『ばらの騎士』新演出上演を観ることになっ た。 第1幕の記憶はないが、今様の演出で“何だかな”という印象である ことだけは覚えている。…
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措話§医療費支払い増大

老齢に差し掛かった人間が、病院に通う……他人事だと思っていたら 自分たちの身に降りかかってきたことを実感している。 特に4月は、夫婦二人して2度、3度と外来通院することになってし まった。夫について書いておくが、4月と5月で延べ数回通院した。 その内、皮膚科の粉瘤騒動についてはエントリーにアップしたけれど 4月下旬には…
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週話§日曜諸相~外食度低空飛行~

宮仕えだった時代、会社帰りには酒を呑んでの外食を週に2回か3回 の頻度でやっていた。だから、外食慣れしてると言ってもおかしくは ないほうだろう。 定年退職このかた、当然ながら外食度は低下した。大雑把に月数回も ない。たぶん3回か4回、そんな程度になってしまった。 家で食べるのももちろん好きだが、外で食べるのも嫌いでない…
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週話§土曜諸相~明るい浴室~

今日の日没は18時41分……この季節のお楽しみ、電気照明を使わない 入浴である。 この団地に引っ越してきて何がうれしかったかといえば、浴室に窓が 付いていたことで、その時に“陽が長い季節には電気なしで風呂に入 れるぞ”と、すぐに思ったのだ。 会社勤めの頃は土日しか楽しめなかったが、定年退職した今は、晴れ て明るくさえ…
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