テーマ:イタリア

漂話§旅は徒然[11]ブレンナー峠~中~

[承前] ブレンナー峠に向かうアウトバーンのオーストリア側最後のインター チェンジを出てほんの少し走れば、あっという間にイタリア国境を越 える……我がブレンナー峠訪問は、こうしてあっけなく実現した。 モーツァルトやゲーテが行き来した、そんな往時のよすがなど一片も 見当たらず、くすんだ駅舎の壁面にドイツ語の“ブレンナ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

興話§一日一句~ブレンナー峠~

季語は・・・涼し いと涼し ゲーテ辿りし 峠道 インスブルックからイタリア国境のブレンナー峠まで、電車に乗れば 一時間足らずである。 ゲーテが「我もまたアルカディアに!」と、チェコ領カールスバート から逐電したのは9月3日の早朝。行動は素早くレーゲンスブルク、 ミュンヘンからインスブルックを経てブレンナー峠に着い…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

伊話§イタリア料理事始め

さても、スパゲッティの類は日常普通に食べる生活を送ってはいたが イタリア料理そのものを食べた最初はいつのことだったかと、記憶を 辿ってみたら、ちょうど40年前だったことを思い出した。 確か1977年3月頃のことで、食べに行ったのは当時既に老舗と呼ばれ ていた“アントニオ”というイタリア料理店で、今は南青山に移って いるが、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

呟話§一言つぶやき~公園のダビデ像~

なぜ、奥出雲にという疑問はさておき、そもそもが裸体像である…… ……ダビデという存在にパンツを履かせろという発想の貧困さには、 おおいに何だかなあという印象を覚えた今朝の報道である。 《つぶやきのトピックス一覧》 http://bit.ly/Xl2dkE
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

逃話§船長がトンズラしてはいけない!

地中海の豪華クルーズ客船が座礁し、40人近い死者と行方不明者を出 す海難事故になってしまった。 この事故で最悪であったことは、船長があっという間に船から脱出を したということである。以下に引用するのは日本の船員法である…… 在船義務(船員法第11条)船長は、やむを得ない場合を除いて、自己に 代わって船舶を指揮すべき者に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

呟話§一言つぶやき~グレコローマン~

グレコローマンという言葉を初めて知ったのは東京オリンピック…… ……の種目であったレスリングのスタイルからであったが、それがギ リシャとローマ帝国であると知ったのは、ずうっと後年になってから のことになるわけだが、そのヨーロッパ文明を形成した元祖&本家が 打ち揃って経済危機に瀕しているという皮肉な状況を、これまた経済 がお…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

葡話§ワインをまとめて買った件[4]

[承前] かくして3本目、最後の白ワインの登場である。イタリアはシチリア 島の産で“GRILLO & INZOLIA”という銘柄。ここにきてコルク栓のボ トルが登場した。 それで、久々にコルク栓を開けようと思ったらワイン抜きがしょぼい のしか見つからずで、抜くのにえらい苦労をしてしまった。この先も 呑むことだから…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

週話§連休呟き~イタ飯を~2011.5.6

連休も終盤戦。風邪がいくぶんか和らいだ同居人と吉祥寺までランチ デートに出かけた。 井の頭公園に近いイタリア料理屋は、同居人が知り合いとの昼食に利 用していて、おいしいから一度行こうという……やっと実現したので ある。 この日は、ドサクサで有休を取っての平日だったが、井の頭公園の人 出もけっこうあって、細い路地を歩く…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

伊話§エスプレッソが好きで・・・

大学時代、エスプレッソコーヒーがメインのカフェでアルバイトをし たおかげでエスプレッソが好きになってしまった。 元々、酸っぱいコーヒーよりは苦めなコーヒーが好きだったので、最 初こそ苦味の重さに負けそうになったが、すぐに慣れてしまった。そ れ以来の御愛顧である。 本当はエスプレッソマシーンで淹れられればと思うが、我が家…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

重話§ラ・ボエーム~プッチーニ~

ずいぶんと聴いていないなあという、プッチーニの『ラ・ボエーム』 である。 何しろ1981年ミラノ・スカラ座日本公演のチケットが取れたので、あ わてて録音を買ってきて泥縄状態で聴き始めたのだった。カラヤンが 指揮して、フレーニのミミにパヴァロッティのロドルフォという盤。 一幕冒頭のはずむような音楽とは裏腹に、舞台はパリ屋…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

阿話§オリーブオイル

まだオリーブオイルを実際に食していなかった頃、海外旅行でギリシ ャとかのオリーブオイル圏に出かけた人達が、その料理に辟易したと いう様子を読んで、オリーブオイル恐るべしと思ったのである。 初めてオリーブオイルを使った料理を食べたのは1970年代の後半にな って、イタリア料理屋でペペロンチーノのパスタを食べた時のことで ある…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

麦話§おいしいパン まずいパン

ツアーでスペインに行ってきた人の話をちょいとだけ聞いた。 どのあたりを周ったか詳しくは聞けなかったが、首からサンチャゴ・ デ・コンポステラの象徴である小さな金の帆立貝のペンダントを下げ ていた。2週間だとそういうところにも足を伸ばせるものなのだな。 それで何というか、ホテルでの朝食のパンがどこもまずかったのだそ うだ。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

伊話§イタリア紀行~我もまた!~

ゲーテがワイマールの仕事から逃れるために、突然滞在先のカールス バートからイタリアに向けて逐電したのは1786年で、ゲーテが37歳の 時のことである。 我もまたアルカディアに! ……という颯爽たる“捨て台詞”を残して、ワイマール公国の公職か らトンズラしたのだったが、それからが速い速い。 個人的に地理に覚えが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[36]休暇の終わり

[承前] ミラノから飛び立った飛行機は再びアルプスを越えてドイツはフラン クフルトへと向かう。この次イタリアの地を踏めるのはいつのことだ ろうと、少しばかり感傷的にもなってみる。 窓から見下ろすと北に向う一筋の流れが見えてきた。どうやら、過去 ドイツを旅行しながら一度もお目にかかったことのないライン河と、 空の上から…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[35]ミラノ中央駅!

[承前] 迂闊といえば相当に迂闊なことだったと、とりあえず冷静にミラノ中 央駅への行き方を短時間の間に検討した。それでランブラーテからは 地下鉄で2駅乗れば中央駅なのだということがわかり、荷物を抱えて 地下に下りていき、地下鉄の切符を買って電車を待った。 考えてみれば、この時の騒動が我々の海外旅行の中で最大の危機だっ …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[34]ミラノ中央駅?

[承前] 最終日の朝、朝食を済ませてチェックアウト。タクシーでヴェローナ 中央駅に向かう。重い荷物をやっこらさとホームに運び上げてミラノ に向かう列車が来るのを待つ。 やって来た列車は、コンパートメントの通路まで人でいっぱい。まあ 一時間とちょっとの乗車時間だから、気にするほどのことでもない。 ミラノに行く間はブレシ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[33]ヴェローナ雑感

[承前] ヴェローナを去る前日には、散歩がてら中央駅まで行ってミラノまで のチケットを購入した。旧市街の外に駅はあって、そのあたりは道幅 が広い。広いのはいいが何となく殺伐とした印象も少しばかりある。 駅から旧市街にゆらりゆらりと戻り、アレーナのあたりで喉の渇きを 癒さんと、適当にカフェを選んでパラソルの下に陣取った。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[32]ナブッコ

[承前] ヴェローナの野外オペラとしての威力が発揮されるのは『アイーダ』 や『ナブッコ』のようなスペクタクル系の作品ではないかというのは 普通に考えることである。 ヴェローナ音楽祭のプログラムで上演史を眺めると『ナブッコ』の上 演回数が思ったほど多くなく、これはまた意外な気がして……。 というわけで夕食をのんびり…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[31]ヴェローナ晩餐

[承前] せっかくだから、それなりの店で晩飯をと『ナブッコ』の開演前を利 用して食事に行った。街を散歩していて目星をつけておいた店に行っ たら満員だった。 その店の人が親切なことに、系列店だか知り合いの店だかを教えてく れて行ってみると、その店もまた満員だったが、我々が“かくかくし かじかで教えてもらったのだ”と言う…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[30]リゴレット

[承前] あれこれ歩き、そこそこ収穫のあったヴェローナでの二日目も、よう やく夜に向かっていって、お待ちかねの野外オペラは『リゴレット』 である。 ホテルが取ってくれたチケットだから平土間である。ほぼ真ん中あた りの位置だからカテゴリーとしては2番目くらいか。 一幕の舞台装置だが、我々が今まさにいるヴェローナの円…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[29]ヴェローナ昼食

[承前] ヴェローナ滞在の二日目は“サルディ”のおかげで順調にお買い物を こなすことができた。天気もよくて歩き回ったので、空腹になるのも 順調である。 適当にトラットリアを見つけて、表のパラソルの下に席を取った。ビ ールを頼もうかというのを思いとどまるのは、さすがのワイン音痴で もトスカーナ産ワインでも呑もうと考えて…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[28]ヴェローナ散歩

[承前] 嵐の夜が明けた翌朝はすっきりと晴れ上がり、夜21時開演の『リゴレ ット』まではたっぷりと時間があるのだった。 それで前日の公演中止になったチケットを払い戻してもらいがてら、 円形競技場まで歩いていった。夜歩いた時はわからなかったが、アレ ーナまでの行き道はけっこうな商店街と市場もあったりして、賑やか な通り…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[27]舞台の崩壊w

[承前] アレーナに入った頃には収まっていた風雨が、開演時間を過ぎるにし たがって強まってきた。 別に“豆知識”でも何でもないが、ヴェローナ音楽祭のような野外公 演の場合、雨天中止はチケットの払い戻しがある。主催者としては、 当然ながらギリギリまで中止決定を引き延ばしたいので、観客のほう も“いつ始まるのか”とか“い…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[26]嵐のヴェローナ

[承前] 19時過ぎ頃だったかと思うが、そろそろ出かけようとポロシャツにジ ーンズというカジュアルないでたちで表に出ようとしたら、何とまあ 雷雨に風までおまけに付いてくるという悪天候だった。 それでも小降りになったところを見計らってアレーナ・ディ・ヴェロ ーナに歩いて向かった。乱暴なことに地図を持たず、当てずっぽうで …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[25]ヴェローナの宿

[承前] どうやら我々の泊まるホテルは相当に由緒あるらしい。ブレンナー峠 を越えてきたゲーテや、演奏旅行へと引っ張りまわされた幼きモーツ ァルトも泊まったということだが、そのことを知ったのはずいぶんと 後のこと。隣には、古めかしいサンタナスタシア教会が建っている。 チェックインをしている最中、フロントの男性が“マダム”…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[24]ヴェローナへ

[承前] 搭乗するために沖止めされている飛行機に向かった。その飛行機は双 発機“フォッカー50”と呼ばれている50人乗りほどの小さなもので、 ヴェローナまでの飛行時間は一時間くらい。 アルプス越えの様子だが以前ここに書いているので詳しくは書かない が、アルプス上空では恐ろしく揺れて、出された食事もゆっくり食べ たとい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

拜話§バイロイト初詣[23]アルカディア!

[承前] バイロイト音楽祭1991年の全日程が終了した。我々が観た『ローエン グリン』がこの年最後の演目だったのである。ホテルに戻り、10日間 を振り返りつつ翌日の移動へと思いを馳せた。 翌朝は朝食を済ませ、速やかに撤収である。えっちらおっちらと荷物 を下ろし、タクシーを呼んでもらってバイロイトの駅に向かう。ホー ム…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

粉話§ピザはお好き?

物心ついて以降に知った食べ物がたくさんある。そんな世代に属して いるわけなのだ。 “ピザ”を知ったのはいつのことだろうかと記憶の地曳き網を手繰り 寄せてみると、どう思い出しても十代の後半のことで、ひょっとした ら東京に出てきて、ようやく初めて食べたのではなかろうかと……。 それでどのあたりの店だったかというと、渋谷の“…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

揺話§イタリア中部の地震

数年前にオーストリアで何気なく買ったヨーロッパ南部の地図を勉強 部屋の壁に掛けていた。 南北が逆になっていて、イタリアの半島からヨーロッパアルプスにか けての立体地図である。それを眺めていると、イタリアのブーツ状に なっている半島が徐々に北上してヨーロッパ大陸に衝突し、その後も 北上が進んでアルプスが誕生したのだなというこ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

憬話§このたびの旅[8]ドレスデンでイタ飯

[承前] 散歩からホテルに戻ってきたら、ドレスデン在住で、この数年の間に 順調な仕事ですっかり地歩を確立した女性からメッセージが届いてい た。何でも“早々に日本から戻ってきてしまった”ということで、そ れならば夕食を食べることにしましょうとなった。ありがたいお誘い である。 過去にも何度か行ったことのある、酒…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more