テーマ:ウィーン

膝話§二人旅一回目[14]弦楽四重奏

[承前] この日の夜は、ムジークフェライン(楽友協会)の室内楽ホールである ブラームスザールでウィーン弦楽四重奏団のリサイタルに行った。 曲目は…… Joseph Haydn:Streichquartett B-Dur Hob.Ⅲ/78 Wolfgang Amadeus Mozart:Streichquartett…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

膝話§二人旅一回目[13]プラーターの観覧車

[承前] 翌日はドナウ運河を渡った先にある、ウィーン市民の憩いの空間プラ ーターまで行った。引き続き観光客としてのお約束行動である。お目 当てはもちろん『第三の男』でオーソン・ウエルズとジョゼフ・コッ トンが乗った大観覧車である。 観覧車の見た目だが、映画の時とほとんど変わっていないのではない かと思わせる古びた造り…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

膝話§二人旅一回目[12]セビリアの理髪師

[承前] さて今回2回目の歌劇場訪問で、出し物は『セビリアの理髪師』であ る。出演する歌手だが劇場のポスターではロジーナが驚くなかれ…… エディタ・グルベローヴァ ……が歌うのである。我々にとってさらにうれしいことは、アルマヴ ィーヴァ伯爵を、既に欧州の歌劇場で活躍していた山路芳久(故人)が 歌うという、そういう…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

膝話§二人旅一回目[11]あまりにも寒いし

[承前] 食事が終わって外に出たところで同居人が、このままでは凍え死にし そうだから上着を買いたいという一言が出た。持ってきた服ではこの 先が不安だということは十分に理解できたので、ケルントナー通りを 北上しながら店探しをした。 ケルントナーからグラーベンに入ったあたりで、一軒のオーストリア 風上着などを扱っている店…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

膝話§二人旅一回目[10]市役所でお昼ご飯

[承前] 寒い寒いと言いながら市電で市内まで戻ったところで昼食である。ど ういう店に入ろうか迷った時には、市役所の地下には必ずある“ラー ツケラー”が手っ取り早いのだと、この日はリングに沿った市役所の 地下を利用した。 入って驚いたのは、日本の市役所に併設されたような食堂どころでは ないということだった。いささかカジ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

膝話§二人旅一回目[9]シェーンブルン

[承前] ウィーン2日目である。きれいに晴れ上がりはしたが相変わらず寒さ が続いている。とはいえ海外旅行初心者としては、いわゆる有名観光 地に行くという無難な行動パターンしか頭に浮かばない。 というわけで本日の目的地は、西駅のもう少し先にあるハプスブルク 家の夏の離宮“シェーンブルン”である。市電を乗り継いでホテルか …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

膝話§二人旅一回目[8]ドン・キホーテ

[承前] というわけで開演時間が近づいてきた。劇場のあちこちに貼られてい る本日の公演ポスターで出演者をチェックする。もちろんこちとらは 誰が誰だかわからないので、適当に声に出して読み上げてみていると いきなり同居人が…… えー! マクシモワとワシリエフなの~~! 同居人にとっては実に思い出深いダンサーが主役を踊…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

膝話§二人旅一回目[7]シュテファン経由

[承前] 旅装を解くのももどかしく、到着して早々に国立歌劇場に向かうこと になっている。 この日はバレエ『ドン・キホーテ』を観るのだ。同居人のバレエ鑑賞 歴は驚異的に長いが、こちとらバレエを鑑賞するのは2回目とかいう お寒い状況なので、さてどうなるのかな。 とはいえ、ホテルから劇場までエスコートするのは得意とする…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

膝話§二人旅一回目[6]ウィーンへと

[承前] 5時頃だったか、眼が覚めて窓の外を見ると、白いものがチラチラと 宙を舞っていた。おまけに晩飯を食べないままに12時間以上の爆睡を したものだから、二人とも見事なまでに空腹である。朝食までには、 まだ間があり、空腹の身を抱えた二人は部屋でその時を静かに待つし かなかったのである。 7時過ぎてようやく朝食にあり…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[終]おなじみ索引

長期連載では勝手に恒例化させてしまった索引をあげておく。 赤字はオペラ&クラシック関連である。 【1980年12月】 維話§初めてのウィーン[1]旅の計画 維話§初めてのウィーン[2]シベリア経由便 維話§初めてのウィーン[3]ウィーン到着 維話§初めてのウィーン[4]初日の朝 維話§初めてのウィーン[5]旧市街へ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[24]旅程のこと

[承前] 最初に書くべきだったのだが、この時の旅程を追加して最終回という ことにする。 1980年 12月27日(土)……成田~モスクワ経由~フランクフルト~ウィーン泊 12月28日(日)……ウィーン泊~こうもり(国立歌劇場)~ 12月29日(月)……ザルツブルク泊 12月30日(火)……ミュンヘン泊 12月31…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[23]日本に戻って

[承前] フランクフルトを飛びたったジャンボは、ハンブルクに途中降機して 一路アンカレジを目指すのだった。 窓側の席ではなかったので、外の様子を見ることはできずそれが残念 だった。それにその時は時差についての知識が皆無で、機内で寝ると か起きるとかそういうことにもまったく無頓着に過ごしたのである。 それでも何とかなっ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[22]北極経由便

[承前] 最終日となった1月5日の朝、ホテルでの朝食を済ませるとすぐ空港 に向かった。出発は午後なのだが、ホテルにいてもしかたがないし、 時間が中途半端なうえにフランクフルトの街を歩こうにも、街の情報 をまったく持っていなかったので、空港に行ってしまったのである。 空港に着いてからフライトまでの時間をつぶすのに苦労した…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[20]さらばウィーン

[承前] 1月4日の早朝、ホテルをチェックアウトした。スーツケースなどが あったのでタクシーで西駅に向かう。西駅からはインターシティを乗 り継いでフランクフルト中央駅まで行くのである。 12月27日に日本を発って、あっという間に1月4日である。フランク フルトで一泊して、翌日には成田行きの飛行機に乗らなくてはならな …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[19]メリーウィドゥ

[承前] 明けて1月3日である。実にいい加減なことに、この日の夜はフォル クスオパーで『メリーウィドゥ』を観ることになっている。これは、 12月28日に国立劇場連盟のチケット売場に行った時、公演予定表で見 つけて購入したのである。 ところがその買い方がいい加減で、実は予定表に記載されていた演目 がドイツ語の“Die …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[18]ホイリゲだ(下)

[承前] それで勇躍2軒目に突入したところで、前の店では何も食べずだった ことを思い出し、ショーケースに行ってサラダ類とかを頼んで出して もらったのだ。 それで案の定というか、2軒目ですっかり腰を落ち着けてしまった。 おまけに似たような年齢の現地人がおもしろがって話しかけてきた。 あちらもこちらもずいぶんとご機嫌にな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[17]ホイリゲだ(上)

[承前] 1月2日は何の予定も入れてなかった。昼頃は市電に乗って中央墓地 まで音楽家の墓参りに行ったが、冬の墓場の寒々とした印象しか記憶 にはない。そういえばついでにドナウ運河を渡ったすぐ先の遊園地・ プラーターまで足を伸ばして“例の”観覧車――休業中――を真下か ら眺めたりもしている。 そういえば翌3日の国立歌劇場…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[16]こうもり二度目

[承前] 国立歌劇場に行くのが二度目ともなると、少しは“その気”っぽくも なるような気がしないでもない。 この日のキャストは、主要な役が最初の時とは変わった。ロザリンデ がグンドゥラ・ヤノヴィッツに、アイゼンシュタインがエーベルハル ト・ヴェヒターに、そしてグルベローヴァは1月3日にミュンヘンで カール・ベーム指揮に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[15]ウィーンの元旦

[承前] ニューイヤーコンサートがはねて、表に出たのが13時過ぎだったか。 さすがに腹が減ってきたのでケルントナー通り方向に向かい、ドロテ ウム(オークションハウス)の通りあたりかと記憶しているが“ブカレ スト”という店名のレストランに入った。元旦ということで開いてい るレストランを探すのに苦労した記憶があるのだ。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[14]ウィーンフィル

[承前] 楽友協会の大ホールにたどり着くには、ひとしきり階段を上っていく のだということを初めて知った。それでもって、ようやくホールのフ ロアにたどり着いたのである。 1981年当時の楽友協会大ホールは“金色に輝く”とまでは行かず、く すんだ内装だった。……その後1992年に再訪した時には改装が済んで いて、金色があ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[13]楽友協会へ

[承前] 明ければ1981年の元旦である。まさか異国で新年を迎えることがある とは思ってもいなかった。とはいっても何かが別段ということのない のが、彼の国の正月風景のようである。 何とひょんなことからウィーンフィルの“ニューイヤーコンサート” のチケットを入手することができた。ザルツブルクで会った人が、初 対面だった…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[12]閑話休題

[承前] 狂乱の『こうもり』から一夜明けて12月29日。この日からザルツブル クとミュンヘンにそれぞれ一泊ずつの観光旅行をするということが、 何となく決まっていた。 というかザルツブルクに行くことは決まっていたが、ミュンヘンの一 泊というのは完全に気まぐれかつ場当たり的に追加された日程で、ウ ィーンのホテルからミュン…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[11]こうもり(下)

[承前] もう一人驚いたのがオルロフスキーを歌ったブリギッテ・ファスベン ダー。登場するまでは名前も知らず、歌った瞬間に“えっ、女性?” という体たらく。もちろんクライバーが指揮をした『ばらの騎士』の オクタヴィアンといった“ズボン役”で有名だということすら知らな かったわけで、まだ結婚以前だった同居人に帰国報告をしたら、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[10]こうもり(中)

[承前] 序曲が終わって幕が開くとアイゼンシュタインの家の居間。外からは ロザリンデのボーイフレンドであるアルフレードの能天気な歌声が聞 こえてくる。 もちろんこの時に名前を知ったホプファーヴィーザーは、アルフレー ドの“スペシャリスト”のようで、その後もあちらこちらの舞台で見 かけることになった。といったところで小…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[9]こうもり(上)

[承前] 『こうもり』の粗筋などもろくすっぽ知らずにウィーン国立歌劇場の 最前列に座るなどというのは明らかに“暴挙”でしかない。それにど うみても異邦人のおのぼりさんという、身も蓋もない状態でもあった りするのだ。というわけでこの日の出演者を列挙しておく…… アイゼンシュタイン:ベルント・ヴァイクル ロザリンデ:ルチ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[8]国立歌劇場へ

[承前] どういう経緯でこうなったのかはわからぬままに、国立歌劇場に出か ける時間がやってきた。東京でのコンサート通いとは違って、少しは 洒落っ気を出してというつもりだったが、たいした格好ではないのが 初心者の悲しさである。 他の観客とともにぞろぞろと建物に入っていく。何かで読んだのだろ うと思うが、コートをガルデロ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[7]ザッハトルテ

[承前] 劇場連盟の建物を出たところで、お茶の時間になっていることに気が ついた。それならばとガイドブックで覚えたばかりのザッハトルテで も食べに行ってみようと、国立歌劇場裏に建つホテル・ザッヒャーの カフェに入った。 言葉に不安はあっても、最低限の基本的な情報は仕入れて臨んだが、 さすがに格式のあるホテルのカフェで…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[6]ノルトゼーにて

[承前] というわけでウィーンに来て初めての“外食”に挑戦するのだが、ど こで何を食べるものか、さっぱり見当がつかずにケルントナー通りを 闇雲に歩いていると、表に写真の入ったメニューを置いてあるファス トフードの店の前を通りかかった。店内を見ると昼時とて、なかなか な繁盛の様子である。 まあ、最初だから気楽に食えそう…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[5]旧市街へ

[承前] ホテルを出てほどなく地下道へのエスカレーターがあった。それで下 りていくと、地下道のほぼ中央にガラス張りのカフェが営業をしてい た。後で聞いたら、通称“金魚鉢”というのだそうな。 そして再びエスカレーターで地上に出ると国立歌劇場が眼前に聳え立 っているのだ。いずれにしてもこの日の夜には、中で『こうもり』を …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

維話§初めてのウィーン[4]初日の朝

[承前] ウィーン最初の夜が明けた。朝食をと上階の食堂に行き、何気なく窓 から外を見やると……おお!……ウィーン国立歌劇場の丸っこく巨大 な建物が迫ってきていたのだ。 初心者は、こういう他愛のないことにも単純に感動するわけである。 ちなみに、リングの通りを挟んで国立歌劇場までは徒歩で5分ほど。 楽友協会まで10分足ら…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more