テーマ:フランス

珈話§エスプレッソ好き

大学時代に2年間ほどアルバイトをしていたデパートの中の喫茶店は フランス料理屋の出店で、パリのカフェをコンセプトに洒落た雰囲気 を醸し出していた。よって、ウェイターではなくギャルソンである。 アルバイトの特権はいくつかあって、ちょっとした休みに飲むコーヒ ーはただ。昼ご飯はデパートの従業員食堂でも食べるのだが、店で出 して…
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悼話§ミシェル・ルグランさん(作曲家)

『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』さらに『華 麗なる賭け』などなど、多くの映画音楽を手がけ、ジャズ・ミュージ シャンとして、マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンとも共 演、多彩なパフォーマンスを展開した。 “フランスという文化”を体現した一人である……享年八十六 合掌 《追悼のトピ…
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顧話§今日の歴史~白い恋人たち~

1968年2月6日、グルノーブル冬季オリンピック開幕。 クロード・ルルーシュが監督して製作された、グルノーブル冬季オリ ンピックの記録映画『白い恋人たち』で記憶にある。ただし、原題は “13 Jours en France”で、直訳すれば“フランスでの13日間”と、 味も素っ気もない。 ルルーシューの映像は、いかにもフ…
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悼話§シャルル・アズナヴールさん(歌手)

アズナヴールのリサイタルを聴いたのは1978年、中野サンプラザだっ た。なぜかLPレコード1枚持っていて、フランス語などまったくわ からないのに、無謀にもシャンソンを聴いていたのである。 印象的だったのは『ラ・ボエーム』を歌った時。小道具としてハンカ チが使われるのだが、通常の演出だとステージにハンカチを投げ捨て てという…
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週話§土曜消息~巴里祭~

今日は1789年、パリの民衆が蜂起しバスティーユ監獄を襲撃した…… フランス革命である。イヴ・モンタンが歌うシャンソンに『À Paris (パリで)』がある。 その中に“俺たちがバスティーユを占拠して以来、パリでは……”と いう文句があって、げにシャンソンとは美しい音楽の中に込められた 詩の中身が、時とし…
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週話§日曜消息~トゥール・ダルジャン開店~

かつてミシュラン三ツ星レストランの象徴として語られていたトゥー ル・ダルジャンが1582年の今日開店している。同じ頃、天正遣欧少年 使節が長崎を出港、2年半かけてポルトガルのリスボンに到着した。 16世紀前半1517年にはマルティン・ルターの宗教改革が起きているか ら、日本への布教活動は危機感を抱いたローマ・カトリックの東方…
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週話§土曜消息~ミラボー橋の下を~

中学生の頃だったか、アポリネールの『ミラボー橋』という詩を読ん で、何度も繰り返される2行が強く記憶に残っている。谷川俊太郎の 訳詩だったが、下は堀口大學の訳である。 ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ われらの恋が流れる わたしは思い出す 悩みのあとには楽しみが来ると 日も暮れよ、鐘も鳴れ 月日は流れ、わたしは残る…
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週話§土曜片々~ツール・ド・フランス~

先週の土曜日からツール・ド・フランスが始まっている。今年のスタ ートはドイツのデュッセルドルフからで、その後はベルギーからルク センブルクと転戦し、フランスに入ってレースが続いている。 去年からこの期間と決めてJスポーツと契約したので、リアルタイム 生中継を観ることができ、しかも今年は、セレモニー・スタートから ゴールまで…
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顧話§今日の歴史~ベートーヴェン怒る~

1804年5月18日、ナポレオン・ボナパルト皇帝に即位。 1804年のこの日、フランス上院(護憲元老院)が推挙したナポレオン・ ボナパルトが皇帝に即位した。ローマ教皇の前で自らの手で王冠を被 ったという様子は、下の絵で広く知られていることである。 ベートーヴェンは同じ1804年に英雄交響曲を完成させたが、ナポレオ …
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週話§土曜些事~メニューを朗読して~

今日はフランスの舞台女優サラ・ベルナールの誕生日である。1844年 に生まれているから172年前のことである。 名優であったということ以外に知っていることといえば、レストラン でメニューを“朗読”して、その場にいた人たちを感動させたという 有名なエピソードがあった。 真偽のほどはわからないが、こうした芸談は宝の山のごと…
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週話§日曜些事~ツール・ド・フランス~

7月2日に始まったツール・ド・フランス2016も、最終日の第21ステ ージを迎えた。今日はパリ・シャンゼリゼの周回コースをフィニッシ ュとする“凱旋レース”である。 ツールの“中継”を見始めたのは、ベルナール・イノーが5回目の総 合優勝を果たした1985年だったが、切れ切れに眺めつつ30年が過ぎて いたことに今さらながら気…
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顧話§今日の歴史~バスティーユへ~

1789年7月14日、フランス革命。 この年、モーツァルトは33歳で『コシ・ファン・トゥッテ』を作曲し ていた。革命が起きたと知ったモーツァルトは何を思っただろうか。 当然ながら、フランス革命についてはけっこうなスピードでウィーン にも伝わったことだろうし、宮廷が受けた衝撃もただならぬものがあ ったはずである。 …
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週話§日曜些事~最後のアズナヴール~

明日から大阪を皮切りにシャルル・アズナヴールが日本で最後となる コンサートが3回行われるのだ。 シャルル・アズナヴールのコンサートに行ったのは1978年10月のこと だった……五十代半ばに差し掛かって、男盛りにして歌い盛りという そんな時だったのである。 印象的だったのは『ラ・ボエーム』を歌った時のことで、手にしたハ …
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豊話§リブロ池袋の閉店

40年前、まだまだ堤清二が西武百貨店やパルコのプロデュースに意気 軒昂だった頃、リブロ池袋は“リブロ西武”という名称の書店スペー スであった。そんなリブロが閉店するというニュースを目にした。 リブロ西武は、池袋西武の最上階一つ下のフロアに展開されていて、 書店としてはごく普通の品揃えではあったのだけれど、書店の1フロ ア下…
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米話§テイクアウト・コーヒーの蓋

チェーン系コーヒーショップでテイクアウトすると、写真のような蓋 付きでドリンクが出てくる。 実はも何も、これが苦手なのだ。保温のためであるとか、カプチーノ やラテのように、コーヒーとミルクが分かれているのを、うまいこと ミックスさせることができるというのが、穴から飲むのを推奨してい る理由らしいのだが、コーヒーはストレ…
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舞話§シルヴィ・ギエム引退

シルヴィ・ギエムの舞台を初めて観たのは1985年のこと。その前年の 1984年、19歳10か月でパリ・オペラ座のエトワールに昇格していた。 ↓初来日した時のプログラム。ヌレエフと共演した『白鳥の湖』 バレエを観始めて3年かそれくらいだったから、まだまだバレエの見 方もわかっていない時期ではあったが、ギエムを見た衝撃は、相…
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露話§バレエ・リュス展~国立新美術館~

東京都心、日中の最高気温34.6度という、ちっとも年寄りには優しく なんかない気象状況の中、六本木の国立新美術館で“バレエ・リュス 展”を観てきた。 新宿から大江戸線で4駅乗れば六本木とは、かつて日比谷線しか通っ ていなかった過去を知る人間にしたら、考えられない便利さである。 だが暑い。地上に出て美術館まで5、6分の道…
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週話§日曜日乗~オペラ座バレエの椿姫~

去年10月に定年を迎えたパリ・オペラ座バレエのエトワールである、 アニエス・ルテステュが、オペラ座におけるさよなら公演と同じ『椿 姫』のマルグリットを踊る。 それを見届けたく、珍しく意識してこの日のチケットを買ったのだ。 1980年代からバレエを観始め、1990年代に活躍したオペラ座のエトワ ール達を数多く観ることがで…
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舞話§ドン・キホーテ~パリ・オペラ座~

余裕を見て車で家を出たのが16時頃。中央道に入っていきなり事故渋 滞のノロノロにつかまってしまい、上野に着いたのが18時。ちょうど よかったとはいえ、着くまではヒヤヒヤものだった。 18時30分開演、パリ・オペラ座バレエ団『ドン・キホーテ』を観た。 キャストは以下のとおりで、主役2人はエトワールである。 キトリ(ドルシ…
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週話§土曜日乗~パリ・オペラ座バレエ~

すっかりバレエを観なくなってしまった。去年、シルヴィ・ギエムを 観ているがあれはバレエではない。 というわけで3年ぶりのクラシックにして全幕物はパリ・オペラ座バ レエ団の『ドン・キホーテ』である。ストーリーから音楽から、何も 考えず気楽に観ることができる、理屈抜きで他愛のないお話である。 公演近くになって、踊る予定だっ…
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眺話§シルヴィ・ギエム~何処へ~

先週土曜日に五反田ゆうぽうとホールで、シルヴィ・ギエム&&アク ラム・カーン・カンパニーの『聖なる怪物たち』を観た。 中身を把握し理解することはできなかった。だが、ギエムとカーンの 踊る姿には感銘を受けた。 根っからのバレエダンサーであるギエムとインド古典舞踏をベースに コンテンポラリーへと展開しているカーンとの舞…
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週話§土曜雑感~シルヴィ・ギエム~

2011年11月にギエム自身が企画した東日本大震災支援パフォーマンス 以来で、2年ぶりの再会である。題してシルヴィ・ギエム&アクラム・ カーン・カンパニー『聖なる怪物たち』というもの。 このところバレエから遠ざかっているのは、頻繁に行われるダンサー の世代交代に追いつくことができないというのが大きな理由なのだ。 長…
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周話§観光地って何だろう?

海外旅行をしながら思うのは“観光地って何?”ということである。 特に、このところ数日間滞在して過ごしている場所は、有名観光地で もなく、日本人が知っている名所旧跡もない。仮に数日間滞在しろと 普通の団体ツアー客に持ちかけてみるならば……“何もないじゃない か、どこかおもしろいところに連れて行け!”と不満轟々は確実だ。 …
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咤話§人様の前で怒ること・・・

以前も書いたような気がするが、ダブりは承知でもう一度まとめてみ たい。 食事をするために入った店で、店主と思しき人がスタッフを客の前で 叱り飛ばしたり、あるいは厨房のほうから怒鳴り声が聞えたりという のは、その瞬間に食事をする気が失せるばかりでなく、その店に対す る信頼も失ってしまうのだがどうだろう。 グルメ本にも数…
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巴話§パリ管弦楽団~NHK音楽祭~[下]

[承前] 大編成のメシアンが終わってピアノをステージ中央へと移動したり、 楽器編成の時間がひとしきりあってシューマンのピアノ協奏曲の態勢 ができあがった。 ダン・タイ・ソンのピアノは、どちらかというと小さなキャパシティ の空間で聴くと彼の特質が現れるようで、静謐な音楽づくりとシュー マンの音楽との間に微妙な乖離が感じ…
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