街話§神保巷塵[54]東京名物神田古本まつり [承前] 明日から第59回東京名物神田古本まつりが賑々しく開催されるので、 恒例の案内を簡単に。 日程は今年も変わらず神保町交差点を中心に、2018年10月26日(金)~ 11月4日(日)の日程である。 ↓第52回(2011年)の様子 神田神保町へは、都営地下鉄三田線と新宿線、東京メトロ半蔵門線神 保町駅下… トラックバック:0 コメント:0 2018年10月25日 続きを読むread more
比話§文体を真似てみしこと 何か物を書くのに、他人の文体を真似て書こうと試みることは普通の ことなのかどうか。 これまでに一度だけそんな真似をしたことがある。中学校3年生の時 『赤ずきんちゃん気をつけて』という庄司薫の小説が芥川賞を受賞し て、これはと思いつつ買って読んだ。 登場する商品名が実名だったり、東京の地名がそこここに登場してく るので… トラックバック:0 コメント:0 2018年06月13日 続きを読むread more
街話§神保巷塵[44]第58回神田古本まつり [承前] さてさて、そろそろ第58回神田古本まつりの“宣伝”をしなくてはな らない。今年も変わらず神保町交差点を中心に2017年10月27日(金)~ 11月5日(日)の日程で賑々しく開催される。 ↓第52回(2011年)の様子 神田神保町へは、都営地下鉄三田線と新宿線、東京メトロ半蔵門線神 保町駅下車すぐ。あ… トラックバック:0 コメント:0 2017年10月17日 続きを読むread more
時話§文房具にときめく? コレクターとして何かを集める趣味も執着もないし、日常のあれこれ な物について、こだわりのようなものもほとんどない。それはたぶん あれもこれも買うことができなかった頃に身に付いた、自分自身への 戒めのようなものだったのかもしれず……その結果として今がある。 山と溪谷社が“ときめく図鑑”シリーズなるものを刊行している中に … トラックバック:0 コメント:0 2017年02月06日 続きを読むread more
努話§信山社(岩波ブックセンター)破産 驚いたという以上にショックなニュースである。10月半ば、中心にな って店舗を支えていた信山社会長が逝去。その後一か月余りでこうな るとは思わなかった……11月半ばもふと立ち寄って書棚を眺めていた ばかりである。 神保町交差点から1ブロック九段寄りにあって、落ち着いた1フロア には、岩波書店の書籍を中心に、良質な人文書が揃っ… トラックバック:0 コメント:0 2016年12月07日 続きを読むread more
週話§土曜些事~昨日から古本まつり~ 昨日から第57回神田古本まつりが始まっている。週明けて平日のどこ かでふらりと出かけてみようと思っているが、いつもの月一か月二の 神保町探訪と似たようなものである。 去年までだったら、何となく当事者面してうろついていたように思う けれど、どっちにしても古本を探し当てる能力もなければ、活字中毒 でもないので、適当な顔をしてい… トラックバック:0 コメント:0 2016年10月29日 続きを読むread more
街話§神保巷塵[36]第57回神田古本まつり [承前] さてさて、そろそろ第57回神田古本まつりの“宣伝”をしなくてはな らない。神保町交差点を中心に2016年10月28日(金)~11月6日(日)の 日程で賑々しく開催される。 ↓第52回(2011年)の様子 神保町から離れて一年と一か月が過ぎた、去年の古本まつりだって、 定年したその直後のことだったが、折よ… トラックバック:0 コメント:0 2016年10月17日 続きを読むread more
週話§日曜些事~手塚治虫文化賞贈呈式~ 催し物に応募することも珍しければ、応募して当選することもまた過 去にあっただろうか。しかも夫婦二人で応募して当選はがきが2通届 きましたよ。というわけで有楽町までいそいそと出かけていくのだ。 しかも何という縁であるか、特別賞は3月に京都旅行した時に見に行 った京都国際マンガミュージアムが受賞することになり、漫画家で京… トラックバック:0 コメント:0 2016年05月29日 続きを読むread more
天話§三島由紀夫九十歳 1970年11月25日、三島由紀夫が割腹自殺をした日である。あれから45 年が経ち、昭和と年齢がシンクロしていた三島は、生きていれば90歳 になる。 人は“この人が何歳まで生きていれば……”というたられば話をする ことは珍しくないが、そればかりはいくらやっても詮のないことだと 思う。 もちろん、生きたことでさらに大き… トラックバック:0 コメント:0 2015年11月25日 続きを読むread more
覯話§第56回東京名物神田古本まつり 本日10月23日(金)から11月3日(火・祝)まで“神保町”において10日 間の日程で第56回東京名物神田古本まつりが賑々しく催される。 期間中晴天祈願! ↓第52回(2011年)の様子 くどいようだが神田神保町での開催である。JR神田駅で降りると、 15分以上は歩かなくてはならない。都営地下鉄三田線、新宿線、東京… トラックバック:0 コメント:0 2015年10月23日 続きを読むread more
街話§神保巷塵[29]第56回神田古本まつり [承前] 気がつけば、来週末から“第56回東京名物神田古本まつり”である。 神保町の会社を退職して間もなく一か月が経とうとしているが、その 間に神保町を訪れたのは3回を数えているから、週一回近いペースで 出かけているようだ。もっとも、何の用事もなく漫然と神保町に行っ たのは一回だけで、残りはきちんとした用事があってのこ… トラックバック:0 コメント:0 2015年10月14日 続きを読むread more
街話§神保巷塵[16]古書店の向きは・・・・・・ [承前] こんなことを今さらのように書くのは何だかなあと思いつつも、結局 は書いてしまうのだが、神保町の表通りである靖国通りに立ち並ぶ、 数多くの古書店のほとんどは北向きなのである。 北向きであるがゆえに直射日光は入らずで本に優しいという、基本的 な常識が具現化された街づくりがなされているのだ。 そんな眼で靖国通… トラックバック:0 コメント:0 2014年12月11日 続きを読むread more
週話§土曜日乗~最後の会社行事~ 金曜日の夜は、都内のホテルで会社の行事があった。 社員としては今回が最後となる。そうしたあれやこれやが、やって来 ては去っていくのだ。まあ、本来の仕事とは違う性質のものだから、 それほどの感慨を持つわけではないのだけれど、10年ほどは関わって いたことだから、そういう意味での年中行事がなくなってしまうのは 少しばかりだけれ… トラックバック:0 コメント:0 2014年11月15日 続きを読むread more
週話§祝日日乗~古本まつり終了~ 晴れた日々続きで最後まで行ってくれるかと思っていたら、金曜日か ら雲行きが怪しくなってしまった。週半ば頃の予報では、日曜と月曜 が危ないという御託宣だったが、それが少しばかり早まったようだ。 数年前、古本まつりが雨に多く祟られるのは、文化の日直近なのに、 文化の日を日程に入れてないからだというエントリーを書いたのだけ れど… トラックバック:0 コメント:0 2014年11月03日 続きを読むread more
英話§評伝『吉田健一』を書き上げて 一昨日月曜日の夕方、神保町東京堂書店ホールで、表題をテーマにし たトークを聞いてきた。神保町には、吉田健一にゆかりのビアホール “L”があり、このトークも店の関係者が教えてくれたのである。 評伝として書かれた『吉田健一』は650ページを越す大部。これを 物した長谷川郁夫は、吉田の担当編集者としては最も若く、それであ る… トラックバック:0 コメント:0 2014年10月29日 続きを読むread more
街話§神保巷塵[11]巷に雨の降る如く [承前] 水曜、木曜と雨模様の神保町である。昨日書いたように、土曜日から 古本まつりが始まる。界隈では露店やら飾り物を目にするようになっ てきたが、それらも雨に濡れて寒々しく感じてしまう。 しかもというか、実はというか、例年の古本まつりが雨に祟られやす い……そんな現実を確認してしまった。下に貼った2枚は、2012年と… トラックバック:0 コメント:0 2014年10月24日 続きを読むread more
覯話§第55回東京名物神田古本まつり 10月25日(土)から11月3日(月・祝)まで“神保町”において10日間の 第55回東京名物神田古本まつりが賑々しく催される。 期間中晴天祈願! ↓第52回(2011年)の様子 くどいようだが神田神保町での開催である。JR神田駅で降りると、 15分以上は歩かなくてはならない。都営地下鉄三田線、新宿線、東京 メトロ… トラックバック:0 コメント:0 2014年10月23日 続きを読むread more
点話§エーリヒ・ケストナー没して40年 7月29日は、1974年にドイツの文学者エーリヒ・ケストナーが没して ちょうど40年の命日にあたっていた。 ↓ミュンヘン市内の小さな教会墓地にある墓 1899年にドレスデンで生まれ、2つの世界大戦を生き抜いてミュンヘ ンで亡くなったケストナーの生涯は、なかなかに波乱に富んだもので あったのだ。 特に第二次大戦中に… トラックバック:0 コメント:0 2014年07月31日 続きを読むread more
悼話§ダニエル・キイスさん(作家) 精神遅滞の心優しき青年が、脳手術を受けたことで天才へと変貌した ものの再び元の精神遅滞に戻っていく様子を描いた『アルジャーノン に花束を』という小説はダニエル・キイスの筆になるものである。 普段は“感動しにくい”性格なのだが、この小説は、読み進めながら 自分の内から涙が湧き上がってくるのを抑えることができなかった。 … トラックバック:0 コメント:0 2014年07月02日 続きを読むread more
顧話§仁和寺の法師を笑えずや・・・ 下の文章は兼好法師の『徒然草』第五十二段“仁和寺にある法師”の 件である。少なからぬ人は高校時代の古文で読んでいるはずなので、 ああ、あれかと思うであろう。 仁和寺にある法師、年よるまで石清水を拜まざりければ、心憂く覺えて、ある時思ひたちて、たゞ一人徒歩より詣でけり。極樂寺・高良などを拜みて、かばかりと心得て歸りにけり。さて傍… トラックバック:0 コメント:0 2014年06月10日 続きを読むread more
呟話§一言つぶやき~アンネの日記~ 東京都内いくつかの図書館で『アンネの日記』のページが破られ…… ↓ベルリンはベーベル広場、ナチ焚書事件を忘れない ……たりという事例が頻発していて、実に不気味かつ不愉快な事だと 憂慮をしつつ、かつてドイツで行われた焚書事件に思いを馳せ、そう した行為を為した末路もまた当然の帰結だったことに力を得て、無知 のゆえでしかな… トラックバック:0 コメント:0 2014年02月25日 続きを読むread more
患話§中村勘三郎 最期の131日 中村屋一周忌の日に発売された『中村勘三郎 最期の131日』を慌しく 読了。 基本的に闘病記の類は読まないのだが、気にかけていた勘三郎のとい うことで読んでみた。 突発性難聴に始まり、精神科医から鬱病と診断され、納得がいかずに 転院を繰り返したこと。その後、食道がんが見つかって手術を行い、 経過は良好だったものの、… トラックバック:0 コメント:0 2013年12月10日 続きを読むread more
杏話§小山三ひとり語り~読書~ 中村屋最古参で今年93歳、もちろん歌舞伎役者最高齢の中村小山三が 月刊『演劇界』に連載していた聞き語りが『小山三ひとり語り』とい う題名で一冊の本になった。 およそ驚異的な記憶力の持ち主で、舞台にまつわるあれやこれやはも ちろん、それ以外の事象もしっかり記憶していて、まさにデータベー スとして貴重な存在なのである。 … トラックバック:0 コメント:0 2013年12月06日 続きを読むread more
悼話§中村勘三郎一周忌~12月5日~ もう、一年が経ってしまったのか……中村勘三郎一周忌の日である。 2012年12月5日朝7時前、目覚めていつものようにパソコンの電源を 入れてブラウザーを開けると最初に出るのはニュースのページ。そこ に勘三郎逝去の文字を見て呆然とし、一気に体が脱力してしまった。 年に2けた回数の歌舞伎観劇をするようになってちょうど10年と… トラックバック:0 コメント:0 2013年12月05日 続きを読むread more
諧話§一日一句~神保町たけなわ~ 季語は・・・秋空 秋空の 下古書市の 賑わいて 【去年の今日】諧話§一日一句~赤いダイヤモンド~ トラックバック:0 コメント:0 2013年10月29日 続きを読むread more
諧話§一日一句~神保町で明日から~ 季語は・・・秋まつり 古書市や 神保町の 秋まつり ★第54回東京名物神田古本まつり★ 【去年の今日】未話§ウェブリブログのトラブル続く トラックバック:0 コメント:0 2013年10月25日 続きを読むread more
籍話§第54回東京名物神田古本まつり! 明日10月26日(土)から11月4日(月)まで“神保町”において10日間の 第54回東京名物神田古本まつりが賑々しく催される。台風27号“フラ ンシスコ”の動向に不安はあるが、何事もなく行われますように。 ↓一昨年第52回の様子 くどいようだが神田神保町での開催である。JR神田駅で降りると、 15分以上は歩かなくてはな… トラックバック:0 コメント:0 2013年10月25日 続きを読むread more
相話§名残の小学館~漫画家の落書き~ おばQビルとも百科事典ビルとも呼ばれて親しまれてきた、神保町の 小学館ビル(町名は一ツ橋)が建て替えられるのだ。 建設から46年を経た建物は9月から取り壊しが始まり、2016年春には 新しい社屋が完成するのだと聞いた。 そんな旧社屋を惜しんでという漫画家たちが、ビル1階の応接スペー スの壁に“落書き”を始めたの… トラックバック:0 コメント:0 2013年08月15日 続きを読むread more
懐話§昭和三十年代~漫画月刊誌~ [承前] 昭和三十年代前半の子供向け漫画雑誌といえば、月刊誌と決まってい た。ぼくら、少年ブック、少年と、各社が競って発行していたが、親 が買ってくれたのは“少年画報”だった。 なぜ少年画報だったのかはわからない。ただ『まぼろし探偵』や『赤 胴鈴之助』といった、その当時に一世を風靡した作品が掲載されてい たので、そん… トラックバック:0 コメント:0 2013年03月29日 続きを読むread more
閲話§校正恐るべし~後世ではにゃい~ ちょうど一年前に校正話を書いている。それから一年経ったところで 定期巡回しているブログで凍りつくような文章がアップされていたの で、敬意を表しつつ紹介しておく。そんな仕事に携わっている人だっ たら、誰でも経験することを簡潔に書き表したのが下の文章である。 ただし、例外的に自分で自分の誤りを瞬時に見つけることができるケースがあ… トラックバック:0 コメント:0 2013年03月28日 続きを読むread more