テーマ:飛行機

徨話§ベルリンとアルプス[2]眼下の尾瀬

[承前] ミュンヘンに向かう飛行機における最大のミッションが、近づいてき た。羽田を離陸して20分足らず、高度8000mに達しつつあるタイミン グで、窓から眼を凝らすと、見慣れた残雪の形が見えてきた。至仏山 のムジナ沢だ。 ↓下右側が至仏山。細長い蛇のような残雪でわかったのだ 去年は雲がちで全容を見ることが難しかった…
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留話§一日一句~羽田到着~

季語は・・・雲海 雲海を 掻き突っ切りて 滑走路 最新技術の飛行機が目的地へと正確に到達する技術のすばらしさにつ いては、どう言ったらいいのだろうかと思う。 分厚い雲を下に飛ぶ飛行機は“ここはどこ?”状態にあるのだが、位 置探知システムは過たず目的地へと向かってくれるのだ。 そして今回の旅を終えた我々は、昼前…
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留話§一日一句~アルプスさようなら~

季語は・・・文月 出立の 朝は文月 明けてをり 長い旅行も最終日となり、9時過ぎには車をミュンヘン空港に向けて 走らせる。 車を返してフライトのチェックインをすれば一安心だ。羽田へと飛ぶ フライトは16時過ぎの離陸なので、軽く腹ごしらえをしたりしながら ゆっくりと過ごす。 後は、機内でどれくらい睡眠を確保で…
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遊話§年に一度の旅行へ

というわけで、梅雨模様の日本からドライな空気のエリアへ束の間の 旅の空である。 昨今、この時期の北半球はおそらくどこに行っても暑さ暑さで、行動 的になれというほうが無理だったりして、今回もそうであるならば、 ホテルライフを楽しむという皮肉な滞在になるかもしれない。 そうは言っても、オペラやらコンサートの予定は入れてある…
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語話§飛行機は飛ぶ

今は亡き桂枝雀が前名の小米時代にマクラとして噺していたのが…… 飛行機が何で飛べるか知ってまっか? あれ、飛行機がアホやからなんですわ。 ごくごくたまーに飛行機が墜ちることがありますけど あれ、飛行機が「わて、何で飛んでるんやろ?」 と、突然気がつくからなんですわ。 ……まあ“あんな重いもんが飛ぶこと自体不思議な話や…
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週話§日曜諸相~春めいて~

東京、今日の日の出はちょうど6時である。一か月前は6時半頃で、 6時を過ぎてようやく薄明るくなってきたのに比べれば、世間が明る くなるのはずいぶん早まったと感じる。 2月の終わり頃には、富士山の姿は輪郭が朦朧としてきて、映像的に は春らしくなってきていた。 そして、日々北側の窓から見上げている飛行機の姿も、青空の淡さの…
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厚話§エアバスA380生産打ち切り!

現行の旅客機では最大の収容乗客数を誇るエアバス社のA380機の受注 が芳しくなく、2021年で生産打ち切りというニュースが流れてきた。 実際にエアバスに搭乗したのは2回。2011年と12年の、いずれもフラ ンクフルトから成田に戻る時のことである。 ↓フランクフルトから成田まで利用した時の搭乗直前 それで乗った感想を…
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週話§土曜諸相~飛行機は西へ~

我が家から西方……九州や韓国、中国方面に向かって飛行機の航路が 何本か見える。北側の窓からは3本ほどが見え、真上から南にかけて 2本か3本あるが、これは外に出ないと見えない。 成田を出発した飛行機は所沢あたりで高度8000mに達し、巡航高度ま でもう一息というのに比べると、羽田を離陸した飛行機は同じ地点で 5000mを超え…
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顧話§今日の歴史~ジャンボジェット機~

1970年1月22日、ボーイング747初就航。 空の旅が日常化した……そんな大きな要因の一つが、ジャンボジェッ ト機ボーイング747の就航であることは間違いない。 ↓去年羽田で撮影したルフトハンザのジャンボ 初めてジャンボに乗ったのは1981年1月のことで、フランクフルトか らアンカレジ経由の北極回りルフトハンザだ…
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継話§楓蔦黄~七十二候~霜降

霜降の末候“楓蔦黄(もみじつたきばむ)”である。 ようやく晴れの日が続くようになった。夏の間には見えなかった西行 きの飛行機の姿もくっきりはっきり見えて、その行き先に思いを馳せ てみたりする。 我が家から見える飛行機の高度は様々で、おおよそ数千mからさらに 上昇を続けている。ただ、地上からだと三次元的に飛行機の姿を捉え…
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漂話§旅は徒然[29]ミュンヘンから帰国

[承前] 明ければ9月6日、ようように帰国の日を迎えた。何日か前から、同 居人が風邪気味で体調不良となってしまったので、大事を取ってホテ ルからタクシーで空港に向かうと決める。 11時過ぎにはチェックアウトし、タクシーをつかまえたら空港までは 30分ほどの道のり。12時前には到着してフライトのチェックイン。セ キュリ…
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漂話§旅は徒然[2]尾瀬発見せり!

[承前] ミュンヘンに向かう飛行機の座席は左窓側と決めている。その目的は 羽田離陸後およそ20分後に現れる下界の風景を見たいがためなのだ。 とはいえ、毎回毎回目にすることができるというわけでもなく、気象 条件に左右されることになる。今回、羽田を飛び立った時は、かなり 雲が厚くて、ちょっと無理かなと半ば諦めていたのだ…
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漂話§旅は徒然[1]羽田空港国際線

[承前] というわけで振り出しの8月20日に戻ることにしよう。 2015年の旅行は定年退職直前のことだったから、定年退職以降の旅行 は3回目である。8月20日の昼過ぎにルフトハンザで羽田を発って、 ミュンヘンへ。羽田に戻るのは9月7日と、19日間の旅程である。 羽田までは、前日借りたレンタカーで我が身とスーツケース…
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漂話§旅は徒然[0]羽田空港到着

19日間の長旅を終え、我々を乗せたルフトハンザのエアバスが羽田空 港に着陸したのは、9月7日10時40分頃のことである。 ↓帰り来れば日本の世間は金曜日 入国審査を通過し預けた荷物をピックアップ。クールダウンにアイス コーヒーを飲み、大きいスーツケースを空港宅配に依頼して、新宿駅 西口行きのエアポートリムジンに乗ったの…
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興話§一日一句~ミュンヘンから帰国~

季語は・・・天高し 飛行機の 遥か遥かの 天高し 今日、早い夕方にミュンヘン空港を発って羽田へ向かう。到着するの は明日の昼前……乾燥気候から、しっとりと湿潤の世界に戻るのだ。 【去年の今日】三話§交響曲を3曲選ぶ~難しいぜ~
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継話§禾乃登~七十二候~処暑

処暑の末候“禾乃登(こくものすなわちみのる)”である。 異国の地で長月九月を迎え、今週末には日本へと戻ってしまう。最後 まで何事もなく旅行が終わってくれれば“それでよし!”だ。 「帰宅して玄関で靴を脱ぐまでが旅行」とは、よく言われることで、 SNSなどで帰国の飛行機に乗るとか呟くと、誰からかしらがそんな ことを返してく…
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興話§一日一句~羽田からミュンヘン~

季語は・・・残暑 離陸して 眼下は残暑 成層圏 羽田からミュンヘンに着いたところで一泊。翌日は、初訪問の町へと 車を走らせることになっている。 というわけで、旅のはじめの一句……巡航高度は、ぎりぎり成層圏に 達するかどうかだけれど。 【二年前の今日】詩話§一日一句~トゥーランドット~
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週話§日曜消息~日本航空123便から33年~

日本航空123便が御巣鷹山の尾根に墜落して33年が経過した。 33年という年月を考えるならば、つまり大学を卒業して就職、仕事を 始めた人たちも、既にして定年退職が視野に入るような年齢に達して いる。 小学校に入学した人間だって四十代に差し掛かるわけで、それだけの 時間が過ぎてしまったのだ。つまり二十代の人間は言うまでも…
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顧話§今日の歴史~洗濯物を引っ掛けて~

1998年7月5日、啓徳空港が閉港。 啓徳(カイタック)空港は、かつて香港のメイン空港だった。1982年に 南周りのルフトハンザで行き帰りの二度だけ離着陸したことがある。 この映像を見ればわかるとおり、市街地に隣接して窮屈な立地なのだ った。そうであるがゆえに、着陸が難しい空港の一つだと言われてい て、実際に機…
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継話§蚯蚓出~七十二候~立夏

立夏の次候“蚯蚓出(みみずいずる)”である。 空の色が薄くなってしまった。秋から冬にかけての真っ青な空から、 今は“白っぽい青”に変わってしまっている。 我が家北側の窓から見える西行き航空路の飛行機も、うっかり見過ご しそうなくらいで、さらに地表近くに目を移せば、ほとんど白色同然 で、これは大陸から飛来する黄砂の影響と…
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邪話§横田空域という“壁”

日頃から頻繁に飛行機を利用する人はもちろん、日本人のほとんどが 知らないこととして“横田空域”なる存在がある。東日本と西日本を 隔てる空の壁である。 現状は上図のとおりで、東西日本の空の往来を大きく阻害している。 徐々に空域は返還されつつあるとはいっても、この先根幹となるエリ アが返ってくるのは、よほど日本政府が断固と…
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