テーマ:ワーグナー

徨話§ベルリンとアルプス[12]トリスタン~下~

[承前] というわけで演出について幕ごとにざっと簡単におさらいしておく。 第1幕:大会社が所有する豪華クルーザーの船内。トリスタンは大会 社の支社長。大会社CEOであるマルケが娶るイゾルデを伴って、名 誉の帰還である。 ↓ベルリン国立歌劇場のトレイラー ブランゲーネが毒薬を媚薬とすり替えてトリスタンが飲むと、笑い…
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徨話§ベルリンとアルプス[12]トリスタン~上~

[承前] 気がつけばあっという間に日程は消化され、今回のベルリン訪問最大 の目玉であるベルリン国立歌劇場『トリスタンとイゾルデ』の日がや ってきた。 ↓ウィキペディアより借用 バレンボイムの指揮でトリスタンをというのは1997年のバイロイト以 来4度目、ベルリン国立歌劇場では3度目である。しかも歌手の揃い が、現状…
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祝話§ワーグナー206歳

勝手に恒例にして寿いでいるワーグナーの誕生日である。 細々ではあるけれど、年に最低でも一回はワーグナー上演をという、 これもまた勝手な決め事も、何とかかんとか継続しているのはめでた いといえばめでたい。 何しろ、海外オペラハウスの引っ越し公演とは縁を切ってしまったの と、新国立劇場にも通わなくなってしまったので、相当に…
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薔話§連休前に見た夢~ばらの騎士?~

他人の見た夢はつまらないというが、自分の記憶を残しておきたいと 考え、あえて書き残すことにする。 場所は、ドイツあたりの歌劇場。夫婦二人して平土間でリヒャルト・ シュトラウスが作曲した『ばらの騎士』新演出上演を観ることになっ た。 第1幕の記憶はないが、今様の演出で“何だかな”という印象である ことだけは覚えている。…
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彷話§さまよえるオランダ人~東京・春~

気持ちよく気温が上がった日曜日の午後、桜も少し散りかかりの上野 は東京文化会館で東京・春・音楽祭『さまよえるオランダ人』を聴いて きた。 指揮:ダーヴィト・アフカム オランダ人(バス・バリトン):ブリン・ターフェル ダーラント(バス):イェンス=エリック・オースボー ゼンタ(ソプラノ):リカルダ・メルベート エ…
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週話§日曜諸相~さまよえるオランダ人~

今日の午後は、上野の東京文化会館。東京・春・音楽祭のメインプロ ワーグナーの『さまよえるオランダ人』演奏会形式を聴く。 オランダ人に接する機会は意外にも少ない。一番多いのは『トリスタ ンとイゾルデ』の21回だが、オランダ人は10回である……ちなみに、 一番少ないのは『ローエングリン』で、ひとケタ9回だったりする。 …
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卯話§2019年4月の予定あれこれ

1月から3月は少しばかり控えめな出かけ具合だったが、春も本番に なったので、動きが活発になってくれる。その前に、いつもの東京の 日の出と日没時刻を挙げておく。 月初、5時半を切った日の出は月末には4時に突入し、18時台に入っ た日没も18時半に近くなるので、自然光で入浴できる時季となった。 そして今月のお楽しみ。今…
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緑話§バイロイト音楽祭のチケット

2019年バイロイト音楽祭のチケット申し込み用紙が届いたところで、 座席のカテゴリー分けが大幅に変わったと知ったので、エントリーと して記録しておく。 上のように変わった。下が今年までのカテゴリー分けである。 今年までは11あった平土間席のカテゴリーが7つに減った。大雑把に 言えば事実上の値上げということだろう…
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緑話§バイロイト音楽祭2018開幕

今年もバイロイト音楽祭の初日を迎えた。『ニーベルングの指環』の プロダクションは5年上演されて去年で終了した。 なので今年は『さまよえるオランダ人』『ローエングリン』『トリス タンとイゾルデ』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『パルジ ファル』という5演目が上演されるが、それに加えて“なぜか”『ワ ルキューレ』のみ3回…
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週話§日曜消息~吉田秀和の忌日~

ワーグナーの誕生日でもある5月22日は、2013年に評論家の吉田秀和 が没した日でもある……なので、来年で七回忌となる。 彼の存在を知ったのは二十歳の頃だったから、遅かったほうではない だろうか。 以来40年もの間、彼の言葉に触発されること少なくなかったが、ただ それなりにでとしか言えないくらい不十分なレベルの理解しか…
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祝話§ワーグナー205歳

毎年書いているが、リヒャルト・ワーグナー生誕205年の日である。 1813年という年は、ナポレオンがザクセン侵攻をしていた。そんな最 中にワーグナーはライプツィヒで誕生したのだ。 同じ年に生まれた人物としては、冒険家のデイヴィッド・リヴィング ストン、哲学者のキェルケゴールが、そしてイタリア・オペラの雄で あるジュゼッ…
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命話§ワグネリアンという競馬馬

日本ダービーは府中の東京競馬場で5月27日に開催される。出走馬の 中に“ワグネリアン”という馬名の馬がいて、これがなかなかに有望 なのだと聴いた。 4月半ばに行われた皐月賞では、7着という不本意な成績だったが、 ダービー前の調整であると解説する向きもいて、3週間後がどうなる か……楽しみである。 ところで、ワーグ…
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法話§ホルンという楽器

クラシック音楽を構成する楽器群の中にあって、演奏の難易度が常に 上位に位置しているのが“ホルン”という吹奏楽器である。その初め は、動物の角を使っての角笛だった。 いつの頃から金属の楽器として使われるようになったものか、地域を 走る郵便馬車到来の合図にポストホルンが用いられるようになった。 その後、構造はいよいよ複雑に…
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謐話§藤村実穂子リーダーアーベント

2月28日の夜、紀尾井ホールで5回目となる藤村実穂子のリサイタル を聴いた。伴奏は名手ヴォルフラム・リーガー。プログラムは以下の とおり。 フランツ・シューベルト: ガニュメート 糸を紡ぐグレートヒェン ギリシャの神々 湖上にて 憩いなき愛 リヒャルト・ワーグナー:ヴェーゼンドンクの詩による歌曲 天使 …
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独話§ワーグナーの命日

1883年のこの日にリヒャルト・ワーグナーが没して135年が経った。 日本は明治16年で、西南戦争から6年が経過して国情も落ち着いた頃 であろう。ワーグナーがヴェネツィアで死んだほぼ同時期には、東京 気象台が初めて天気図を作成している。 ヨーロッパに眼を転じると、10月にオリエント急行が開通したとあっ て、ワーグナーは…
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巴話§ペトレンコ&バイエルン国立歌劇場管

楽しみにしていた6月のコンセルトヘボウの演奏会をキャンセルした キリル・ペトレンコとようやくの初対面である。 バイエルン国立歌劇場管弦楽団 指揮:キリル・ペトレンコ グスタフ・マーラー『こどもの不思議な角笛』 ラインの伝説 トランペットが美しく鳴り響く所 浮き世の生活 原光 むだな骨折り 死んだ鼓手 少年鼓…
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週話§日曜片々~こんちは十月の予定~

秋の音楽シーズンということであるが、何と!弦楽四重奏の演奏会が 4回も入っている。 ドビュッシー弦楽四重奏団に始まり、エベーヌ弦楽四重奏団、鶴クァ ルテット、ウェールズ弦楽四重奏団と鈴なりなのだ。しかもそれぞれ 演奏会場が違っていて、何とも忙しいことになりそうだ。 そして今日は、NHK音楽祭でバイエルン国立歌劇場管弦楽…
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愉話§オペラの幸福な時間[下]

[承前] オペラ引っ越し公演における最高最大の精華が、バイエルン国立歌劇 場の公演から20年後、1994年に行われたカルロス・クライバー指揮、 ウィーン国立歌劇場の『ばらの騎士』であることを否定できる人間は いないだろう。 この時、東京文化会館で6回の公演が行われた。地元のウィーンでは 3回しか公演が行われず、口の悪…
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顧話§今日の歴史~ニーベルングの指環~

1869年9月22日、ワーグナーの『ラインの黄金』が初演される。 オペラ繋がりのエントリーが連続して恐縮。 広げた大風呂敷を、結果的にさらに巨大な形として作り上げてしまっ た、そんな代表的なものがワーグナーの『ニーベルングの指環』四部 作であろう。 最初は『ジークフリートの死』というオペラを作るつもりが、枝葉を …
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愉話§オペラの幸福な時間[中]

[承前] そして本格的にオペラハウスの引っ越し公演が始まったのが1970年代 半ばのことである。 その最初にして大きな記念碑的公演が1974年、バイエルン国立歌劇場 の公演だろう。何よりもカルロス・クライバーが初来日して『ばらの 騎士』を上演したことは特筆されるべきだ。 この公演を主催したのは某宗教団体がバックの…
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悼話§三宅幸夫さん(音楽評論家)

シューベルトやワーグナーの研究者として一線で活躍していた三宅幸 夫が亡くなった。名前ばかりではあるが日本ワーグナー協会員の一人 としては教えられることも多々あり、お世話になった。 まだまだ書きたかったあれやこれやもあったはずだが……享年七十一 合掌 《追悼のトピックス一覧》
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緑話§バイロイト音楽祭2017開幕

今年も間もなくバイロイト音楽祭が始まる。本日7月25日に新演出の 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』で開幕、8月28日まで1か 月ちょっとの日程で音楽祭が行われるのだ。 マイスタージンガー以外にはニーベルングの指環、トリスタンとイゾ ルデ、パルジファルと、我々が2008年に観たのと同じラインアップの 最重量級7演目であ…
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祝話§ワーグナー204歳

毎年書いているのでネタ切れになってきたワーグナーの誕生日だが、 とりあえず1813年生まれなので、今年で満204歳になる。 百年以上の寿命を持つ生物がどれほど地球上に存在しているか調べた ことはないが、人間以外ではガラパゴスゾウガメやホッキョククジラ がそれぞれ150歳超、200歳超という御長寿を誇っているのだ。その他 ム…
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輪話§神々の黄昏~東京・春・音楽祭~[下]

[承前] 前回書ききれなかったことを追加しつつ簡単にまとめておく。 舞台奥の映像はどうしても陳腐としか思われず、わざわざ見ようとか そういう気にもならなかった。座った席からは日本語訳詞がいい塩梅 に見えたのは演奏会形式のオペラ鑑賞にとっていい助けになった…… 訳詞は広瀬大介。 2幕、ハーゲンがギービヒの軍勢を…
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輪話§神々の黄昏~東京・春・音楽祭~[上]

東京・春・音楽祭の『ニーベルングの指環』四部作公演も第3日『神々 の黄昏』を迎えた。4年かけてのリング完走である。 夜の帰宅を考え、13時前に車で自宅を出た。上野付近に着いたら、平 日というのに花見の客であちこちごった返して、駅に向かって車が渋 滞……駐車場にも入れないかと不安になったが、空き待ちの列に並ん で10分ほどで…
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完話§今日は東京・春・音楽祭『神々の黄昏』

ワーグナーが作曲した楽劇『ニーベルングの指環』四部作最後の演目 『神々の黄昏』にたどり着いた。2014年の『ラインの黄金』から、一 年1作という息の長いプロジェクトである。 定年退職して平日に時間が取れるようになったので、公演が2日間あ るうち最終日を選んだ。おまけに安いチケットを確保できたのは、本 当にありがたい。 …
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初話§新国立劇場は遠くにありて

電車を乗り換えずに行ける数少ない演奏会場が新国立劇場なのだが、 とんと足が遠のいてしまっている。 ↓車載カメラからの新国……この風景もひどいもの 理由は簡単で、一昨年最後に観たニーベルングの指環前夜祭『ライン の黄金』にがっかりしたからだ。 オペラの中には演出によって生かさせる作品が少なくなく、特にワー グナーな…
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森話§ドレスデンでの指環四部作公演

サントリーホールでシュターツカペレ・ドレスデン&ティーレマンの 『ラインの黄金』終演後に、ホール出口でピックアップしたのが下の フライヤー……パンフレットとも言う。 2018年1月から2月にドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオパー)で2回 行われる『ニーベルングの指環』通し上演についてのものだった。 バイロイト音楽…
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