テーマ:舞台

週話§日曜片々~秀山祭九月大歌舞伎~

今月は10年目を迎える恒例の秀山祭だが、今回は夜の部だけを観る。 言うまでもなくおめあては『ひらかな盛衰記』“逆櫓”で、吉右衛門 の船頭松右衛門実は樋口次郎兼光である。これまでに1回か2回は観 ているはずだが、どうにも筋がつかめないまま過ぎてしまったので、 今回で何とかしたいものだ。 もう一本は『再桜遇清水(さいか…
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未話§菊之助の一條大蔵卿~国立劇場~

先週火曜日、国立劇場で行われている歌舞伎鑑賞教室『一條大蔵譚』 を観てきた。鑑賞教室と銘打たれているので、客席は団体鑑賞の高校 生で溢れかえって、場内の気温も3度くらい高かったのではないか。 一條大蔵卿長成:尾上菊之助 常盤御前:中村梅枝 鬼次郎女房お京:尾上右近 吉岡鬼次郎:坂東彦三郎 鳴瀬:尾上菊三呂 八剱勘…
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週話§日曜片々~納涼歌舞伎発売日~

今日、10時から八月納涼歌舞伎の発売が始まる。優先発売に該当する 会員なので、一般発売よりは何日か先行して買えるのはありがたい。 変わらずの三部構成で、演目は上の通り。今年は一通り行ってみよう と考えているが、特に第三部の野田版『桜の森の満開の下』である。 夢の遊民社による『贋作・桜の森の満開の下』も観たことがないの…
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挽話§團菊祭五月大歌舞伎夜の部

先々週の昼の部に引き続き、團菊祭五月大歌舞伎夜の部を観てきた。 八代目坂東彦三郎が初代楽善に、長男の五代目亀三郎が九代目彦三郎 を、次男の初代亀寿が三代目亀蔵、五代目亀三郎の息子が六代目亀三 郎を、それぞれ襲名。 壽曽我対面……一家総出である。新彦三郎が五郎、弟亀蔵が近江小藤 太、父楽善が小林朝比奈、そして彦三郎の…
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挽話§今日は團菊祭五月大歌舞伎夜の部

連休明けに観た昼の部に続いて、今日は夜の部を観てくる。 まずは初代坂東楽善、九代目坂東彦三郎、三代坂東亀蔵、六代目坂東 亀三郎の襲名披露狂言として『壽曽我対面』の劇中で披露口上が行わ れる。 次は『伽羅先代萩』は菊之助が2008年以来の乳人政岡を務めるのが楽 しみ。相変わらず役に“成り切れない”海老蔵の仁木弾正だが…
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手話§五月大歌舞伎昼の部~彦三郎襲名~

五月大歌舞伎は恒例の團菊祭で、何とも賑やかな興行になっている。 七世尾上梅幸の二十三回忌、十七世市村羽左衛門の十七回忌に加え、 八代目坂東彦三郎が初代楽善に、長男の五代目亀三郎が九代目彦三郎 を、次男の初代亀寿が三代目亀蔵、五代目亀三郎の息子が六代目亀三 郎を、それぞれ襲名するのだ。下は御贔屓より贈られた祝幕。 と…
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週話§日曜片々~四月大歌舞伎夜の部~

今日の午後は、ゆっくりと出ていって歌舞伎座夜の部へ。 『傾城反魂香』は吉右衛門の浮世又平である。菊之助が女房おとくで 岳父と共演しているのが見もの……おとくは初役だろうか。 二本目、藤十郎の『桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)』とい う初物を見た後に、猿之助の『奴道成寺』が出るのだが、これもまた 楽しみな演目…
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錨話§三月大歌舞伎昼の部~仁左衛門~

今月の歌舞伎座は、仁左衛門の碇知盛が観たくて昼の部のチケットを 買っていたのだ。昼の部はその他に『明君行状記』と『神楽諷雲井曲 毬~どんつく~』の三本立て。 一本目『明君行状記』は苦手な真山青果ものだったが、意外な拾い物 で楽しんだ。前半は“いつもの真山”で、これが後半も続くのかと挫 けそうになったが、評定の場では一転…
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継話§猿若祭二月大歌舞伎~二人桃太郎~

あれこれの理屈を並べるのは野暮なので、楽しい舞台だったと一言。 だけど、彼らが父親の年齢になる時の我々は九十代だと気がついて、 そこまでがんばって観ることができるだろうかとは無理もないこと。 初日の様子はテレビで散々見たが、一昨日は6日目。単に首を振って いただけの3歳児長三郎の見得が少しは納まるようになっていたのは …
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継話§猿若祭二月大歌舞伎夜の部

今年は京から江戸に歌舞伎が下ってきて三百九十年なのだそうだ。 ということよりも勘九郎の息子二人の初舞台を観るために、今日は、 2月も早々というのに夜の部へと出かけるのである。 さすがに、この先30年も我が身が生きるなどとは考えられないので、 息子二人がいい歌舞伎役者になってくれるかどうかを見届けることは 残念ながら…
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板話§今日は壽初春大歌舞伎昼の部へ

吉右衛門の『沼津』を観ておかなくてはということで、正月の歌舞伎 座は昼の部一本。とはいえ今月は、浅草と新橋にも出かけているので マメな観劇行動である……さすがに国立劇場までは足が向かないが。 大歌舞伎と謳ってはいるけれど、もうこの何年か――勘三郎と團十郎 が死去して以降――というものは、花形を卒業しつつある染五郎あた …
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板話§壽新春大歌舞伎~右團次襲名披露~

先週の木曜日、新橋演舞場で行われている市川右近改め三代目市川右 團次の襲名披露興行に行ってきた。 演目は『源平布引滝』から“義賢最期”の後に口上があり、右團次の 襲名狂言『錣引』があって、最後に猿翁十種から『黒塚』というもの である。 “義賢最期”は海老蔵の義賢。久々に海老蔵であるが、一時ほどの妙 に上がり下がり…
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週話§土曜些事~メニューを朗読して~

今日はフランスの舞台女優サラ・ベルナールの誕生日である。1844年 に生まれているから172年前のことである。 名優であったということ以外に知っていることといえば、レストラン でメニューを“朗読”して、その場にいた人たちを感動させたという 有名なエピソードがあった。 真偽のほどはわからないが、こうした芸談は宝の山のごと…
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板話§芸術祭十月大歌舞伎~芝翫襲名~

さて、橋之助改め八代目中村芝翫襲名公演夜の部に行ってきた。 一本目は歌舞伎十八番『外郎売』で、いかにも祝祭的な舞台が襲名披 露狂言にふさわしく思われた。松緑演じる外郎売(曾我五郎)を観るの は2004年以来のことである。例によって相変わらずの口跡だが、破綻 なく売り立ての口上をこなしたが“爽やか”というまでにはいかず。 …
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週話§日曜些事~橋之助の芝翫襲名~

七代目中村芝翫が亡くなったのは2011年10月のことで、逝去から6年 経った同じ10月に七代目の次男橋之助が八代目芝翫を襲名する。 かねがね“今ひとつ物足りない”ところを感じている役者で、それが 襲名することで化けてくれるものかどうか。 東京の成駒屋は、2013年に兄の福助が歌右衛門襲名を前にして病気で 倒れ、いま…
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舎話§今日は八月納涼歌舞伎第二部

……という旅立ちを翌日に控えて、呑気に納涼歌舞伎を観に行ったり するもいとをかし。 中村屋(勘九郎、七之助)中心の座組に加えて当月は、市川染五郎と市 川猿之助が加わるという賑やかさで、そういえばかつてパルコ劇場で 三谷脚本の『決闘!高田馬場』を勘九郎と共演した二人ではないか。 歌舞伎座新開場以来、役者の若返りが進ん…
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繭話§四谷怪談~コクーン歌舞伎~

シアターコクーンで『四谷怪談』は2回目。前回は10年前で、北番と 南番という2バージョンを観ている。演出は今回も串田和美である。 中村扇雀がお岩と佐藤与茂七を、中村獅童が民谷伊右衛門を務めるが 東京バレエ団で踊っていた首藤康之が小汐田又之丞役を務めるという どんな舞台になるだろうかという興味もあってのこと。 平日1…
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若話§六月大歌舞伎第一部~碇知盛~

歌舞伎座のお客が減るのは“にっぱち”だけではないということだろ う。松竹もそのあたりのリサーチはできているようで、今月は三部制 で『義経千本桜』通し上演を出してきた。 今回はそのうち第一部『碇知盛』と、第三部『狐忠信』を観ることに している。第二部の『いがみの権太』は幸四郎が務めるのでパスした のである。 という…
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爛話§六月大歌舞伎第一部へ~碇知盛~

当月の歌舞伎座は、納涼と同様に三部制で『義経千本桜』を通し上演 するが、そのうち二部は見送って、若手が主役を務める一部と三部を 観る。今日はまず一部『碇知盛』である。 大歌舞伎で染五郎が平知盛を演じるのを見るとは、これ意外だなあと 思うのも、それはひとえに染五郎の線の細さゆえのことで、いずれは 演じるだろうと思ってはい…
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再話§アンコールの夜~「朗読の夜」#8~

ちょっと縁あって“KAKUTA”という小劇団系のお芝居を観てきた…… 先週火曜日の13時開演で、錦糸町からちょっと歩いてスカイツリーが 間近に見えるすみだぱーくスタジオ倉という小さな劇場である。 一連の公演は『男を読む。』『女を読む。』『猫を読む。』という、 それぞれ2時間ほどのユニットになっていて、この日に観たのは『男…
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幼話§團菊祭五月大歌舞伎~寺嶋和史~

今年の団菊祭夜の部のお客さんのほとんどが、当月歌舞伎座で初お目 見得となる菊之助長男寺嶋和史が“出演”する『勢獅子音羽花籠』が めあてだと言っても言い過ぎではなかろう。 というわけで、おめあては幕が開いて20分ほど経ったところで、父で ある菊之助に抱っこされて花道から本舞台へ……初日は花道を歩いた が、途中ですっ転…
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週話§日曜些事~團菊祭五月大歌舞伎~

お目当ては、夜の部一本目の『勢獅子音羽花籠』だが、菊之助長男で 2歳5か月の寺嶋和史が初お目見得という御祝儀舞台である。 言うまでもなく父方祖父が七代目菊五郎、母方祖父が二代目吉右衛門 という……いわばサラブレッドそのものという孫であるが、祖父二人 や父親がそうであったように“ひとかどの”役者になれるかどうかは わかる…
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板話§壽初春大歌舞伎昼の部千穐楽近く

今年初めての歌舞伎座は先週金曜日の昼の部だった。 一つ目『廓三番叟』は三番叟を廓の中でという趣向。孝太郎の傾城、 種之助の新造、染五郎の太鼓持。正月のお約束である。 続いて『義経千本桜』の“鳥居前”は橋之助の忠信……姿は立派なの だが、いま一つピントが合わないなあという役作り。意外にも、大根 と思い続けていた門之助…
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週話§日曜草々~ギエムの見納め~

1985年、新しいエトワールとして初来日したシルヴィ・ギエムの『白 鳥の湖』を観て度胆を抜かれて30年……ギエムの引退公演を観に行く 日である。 “花の命は短くて”というのがバレエダンサーの宿命のようなものだ と思っているが、中には例外的に寿命の長い花があって、ギエムもま た数少ないその一人なのだ。 彼女が舞台で踊る…
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藝話§十月大歌舞伎夜の部へ~阿古屋~

今日は十月大歌舞伎夜の部に行ってくる。出し物は、すっきり2本。 玉三郎の『阿古屋』と、二世尾上松緑追善狂言『髪結新三』で、新三 を務めるのは四代目。 まじめに歌舞伎を観始めて10年ちょっとだが『阿古屋』を観るのは初 めてだったりする。筋を読むと、何ともな話だなあと思っていて、実 はあまり気が進まなかったりしている。 …
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紀話§十月大歌舞伎昼の部~二世松緑追善~

芸術祭十月大歌舞伎は二世尾上松緑二十七回忌追善ということで、彼 が得意とした演目が昼夜かかるというもの。 昼の部は4演目『音羽嶽だんまり』『矢の根』『一條大蔵譚』『人情 噺文七元結』という盛り沢山で、そのうち、矢の根と文七が追善狂言 である。 若手6人による“だんまり”は、開口一番の肩慣らしで『矢の根』か ら本番…
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童話§九月大歌舞伎~秀山祭~夜の部

今年の秀山祭夜の部は『伽羅先代萩』の通し上演である。通し狂言は 欠かさないと決めているので当然ながらのお出かけ。定年後を見据え たわけではないが、先週水曜日の午後半休で歌舞伎座に。 玉三郎の政岡、吉右衛門の仁木弾正、歌六の八汐、菊之助の沖の井。 玉三郎はいつもどおりねっとりとした台詞回しの舞台だが、内に内に 耐えて懸命…
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週話§土曜草々~歌舞伎はしばらく~

ゴールデンウィーク最終日に五月大歌舞伎を観たところで6月、7月 の歌舞伎見物はお休みである。 6月と7月は、あれやこれやで既に週末が埋まりつつあったりして、 本当は『新薄雪物語』の通しは観ておきたかったのだけれど、残念な がら見送ることになってしまった。 7月……海老蔵の与三郎に熊谷次郎直実というのは、贔屓でもない身 …
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風話§五月大歌舞伎~團菊祭~[下]

[承前] サクっと昼ご飯を食べたところで『天一坊大岡政談』の通しである。 史実にある、天一坊なる山伏が、八代将軍徳川吉宗ご落胤であるとか 騙った騒動の顛末だから、こちらとしても事情がわかっているから、 楽しみながら観ることができた。 菊之助が天一坊を、菊五郎が大岡越前守と務めたが、幕府将軍にまつ わる一件を町…
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風話§五月大歌舞伎~團菊祭~[上]

八連休最終日も穏やかに晴れた。毎度ながら昼の部のために、9時前 には我が家を出て、電車を乗り継ぎ歌舞伎座へ。途中、お昼ごはんを 買うことも忘れてはならない。最近のお気には松屋地下のおにぎり。 團菊祭昼の部の演目は『摂州合邦辻』から“合邦庵室の場”の一幕と 通し狂言『天一坊大岡政談』という、何ともすっきりとした出し物。 …
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