テーマ:落語

語話§飛行機は飛ぶ

今は亡き桂枝雀が前名の小米時代にマクラとして噺していたのが…… 飛行機が何で飛べるか知ってまっか? あれ、飛行機がアホやからなんですわ。 ごくごくたまーに飛行機が墜ちることがありますけど あれ、飛行機が「わて、何で飛んでるんやろ?」 と、突然気がつくからなんですわ。 ……まあ“あんな重いもんが飛ぶこと自体不思議な話や…
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駱話§らくだ~十二月大歌舞伎第二部~

というわけで、12月も半ば近い平日の午後に十二月大歌舞伎第二部を 観てきた。さすがの集客力を誇る歌舞伎座も年の瀬平日は空席が目に 立ったのはしかたがないか。 おめあては一本目の『らくだ』で、先年観たのは江戸落語を元にして いたが、今回は上方落語をベースにした舞台。 まずは中車の紙屑屋久六が秀逸。気弱なキャラクターが…
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板話§十二月大歌舞伎第二部~らくだ~

今日の午後は今年の娯楽納めで、十二月大歌舞伎第二部を観てくる。 メインは松緑の『蘭平物狂』だが、中車が紙屑屋久六、愛之助がやた けたの熊五郎という上方落語のほうをベースにした『らくだ』が出る ので、ちょっと楽しみなのだ。 しかも!死人らくだの宇之助を“演じる”のは、勘三郎と三津五郎の 『らくだ』でも演じた片岡亀蔵と…
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噺話§久々に新宿末廣亭で

先週水曜日のこと、午前中から神保町に用事があって出かけていた。 用事を2件済ませたが、この日は五反田の居酒屋に何人かが集まって 今年1回目の忘年会をすることになっていたのだ。それで、14時前か ら時間が空いて、18時まで何かをしてつぶさなくてはならなかったの である。 ない頭を絞って思い浮かんだのが“落語を聴いてみ…
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桜話§秀山祭九月大歌舞伎~吉野川~

さて秋芝居は恒例の秀山祭で、今回は夜の部だけを観ることにした。 何といっても『妹背山婦女庭訓』から“吉野川”吉右衛門の大判事、 玉三郎の定高という顔合わせ。そこに染五郎の久我之助、菊之助の雛 鳥が加わる。 ……どうも、日本に戻ってきて2週間が経つのに、夫婦揃って体調が 万全とは言えない。だから吉野川も、最初の一時間…
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移話§蓮始開~七十二候~小暑

小暑の次候“蓮始開(はすはじめてひらく)”である。 浅草の鬼灯市(四万六千日)が終わった。落語『船徳』で“四万六千日 ――お暑い盛りでございます”と描写したのは八代目桂文楽だったが その一言だけで夏の江戸の世間が浮かび上がってくるのだ。 ↓“四万六千日――お暑い盛りでございます”は8分58秒あたりから 船頭が出…
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悼話§橘家圓蔵さん(噺家)

自分にとっては、いまだに“円鏡(圓鏡)さん”という存在なのだが、 それは橘家圓蔵としての彼の高座姿をほとんど見ていないからではな いかと気がついた。 前名である月の家圓鏡の人気が沸騰したのは、1960年代後半に始まっ た『お笑い頭の体操』で彼が当意即妙な謎かけをテレビ画面で連発し てからのことだっただろうか。それ以前から彼…
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雅話§百人一首考[17]~ちはやぶる~

[承前] 在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん) ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは やってきました「ちはやぶる」……いや、お気に入りの一首であると かでなく、落語『千早振る』の元ネタになったとは、他にも百人一首 を題材にした落語には『崇徳院』のようなものもあるけれど、これほ ど馬…
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悼話§桂米朝さん(落語家)

50年くらい前のこと。土曜日の13時頃だったと記憶しているが、上方 の落語家による演芸番組をテレビ朝日(当時NET)が放送していた。 番組の最後には大喜利があって、並んで答えていたのは、小米だった 枝雀と、漫談の吾妻ひな子という面々で、司会が桂米朝だったのであ る。 それにしてもと思い出すのは、今時の関東エリアで上方落…
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勢話§笑う門には福来たる~新橋演舞場~

日曜日、新橋演舞場の『笑う門には福来たる~女興行師吉本せい~』 を観てきた。 吉本興業を起こした吉本せいを“松竹新喜劇”所縁の藤山直美が演じ るというのもまた企画である。チラシにはもちろん“協力吉本興業” あって、これもまた興味深いものがあったりする。 でまあ“実録物”であるから喜劇味は薄く、東京のお客さんにはつか…
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悼話§桂小金治さん(落語家?)

落語家としての将来を嘱望されていた小金治を、映画界に引っ張った のは監督の川島雄三だった。 ずいぶん昔に読んだ本によれば、小金治の師匠である小文治のお宅で 川島が「一人の有望な落語家を失ってしまうことをお許しください」 と頭を下げて映画の世界に連れていったのだと記憶しているのだが。 だから、落語家の名前を持ちながら、彼…
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呟話§一言つぶやき~火事が凍る~

昔々テレビで落語中継を見ていたら、ある落語家が語る短い噺に…… ……“超寒い国では何でも凍るが、一番なのは火事が凍ってしまう” なる件があって、春が近づいて気温が上がってくるにつれて、凍って いた火事が溶け出して燃え始めるから注意が必要であるという、そん なナンセンスな話を思い出すような、このところの寒さなのである。 …
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借話§猫の忠信~歌舞伎のパロディ~

浅学にして知らなかったが、歌舞伎や文楽の人気演目『義経千本桜』 の狐忠信編をパロディ化した『猫の忠信』という落語があるのだそう だ。 くどくど粗筋を書きおくのも何なので、このリンクで読んでくだされ ばよろしいかなと。ついでに映像もあるようなので合わせてどうぞ。 本編では鼓の皮が狐忠信の両親というところ、落語では…
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悼話§立川談志さん(落語家)

立川談志が死んだ。 最初に立川談志の存在を知ったのは、NHKテレビで1964年から3年 間、18時台に週一で放送されていた『まんが学校』という番組で、や なせたかしが校長になって漫画の描き方を指南する番組に司会進行と して出演していた時である。 その後『笑点』初代司会者となったりしてという記憶もあるわけで、 そういう…
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嘲話§寄席とテレビ

落語とか漫才といったお笑いはテレビを通じて親しむようになった。 小学校高学年の頃である。 そんな寄席番組を見ながら、ずいぶんと古びた歌謡グループが、同じ テーマを歌っては笑いの取れないギャグをやっていた。それを見て、 子供心にも“昔は知らないが、今という時間に乗り遅れた野暮なグル ープだな”などと感じていた。 寄席が…
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祝話§桂三枝から桂文枝へ・・・

来年の今頃、桂三枝が六代目桂文枝を襲名する。 彼を知ったのはもう40年以上前のことになる。よく覚えているのは、 TBSラジオ土曜日夜の『ヤングタウンTOKYO』というバラエテ ィ番組のメイン司会としての三枝であった。 ヤングタウンは、今思い返すと訳のわからない出演者と番組構成で、 そんななかで、単身敢然と東京に乗り込ん…
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生話§人生の残り時間~知りたくも~

『死神』という落語がある。詳しい筋はこちらを参照していただくと して、死神に翻弄された男についてのブラックな噺である。 男が死神に連れて行かれたところは、たくさんのろうそくが点ってい る洞窟で、自分の寿命のろうそくの残り少ないのにあわてた男は…… ということで、高座の噺家がばったり倒れるというオチになっている のだ。 …
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浄話§落語の『寝床』二種・・・

落語でおなじみ『寝床』には異なる噺があるのだそうだ。 よく知られている『寝床』は文楽(八代目)のバージョン。粗筋は…… ・・・義太夫に熱を上げている大店の旦那が、店の者や長屋の住人を 集めて義太夫を語るが、広間に集められた人間はみんな寝てしまう。 それを見た旦那は怒るのだが、何故か丁稚の定吉一人が泣いている。 「義太夫…
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悼話§玉置宏さん(司会者)

玉置宏の声は聴いていて耳障りなことがなかった。あたかも声が微笑 しているようで、それでいて嫌味の欠片もなかった。それこそ、彼の 人柄が声になって届くかのようだった。 一週間のごぶさたでした 玉置宏です 寄席の芸にも精通していて、NHKラジオ『ラジオ名人寄席』での生 き生きした解説は楽しみでもあった。それだけに一昨年に不…
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生話§録音はライブ? スタジオ?

グレン・グールドのように、コンサート活動を一切やめてしまって、 スタジオ録音の表現に自らを賭ける音楽家も存在するわけだから、ラ イブとスタジオどちらの録音がという比較はナンセンスでしかない。 個人的には多少の瑕はあってもライブ録音のほうを選んでしまうので ある。やはりというか空気感が違うではないか。などと書きながら、 グー…
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映話§シネマ歌舞伎『らくだ』

花形歌舞伎がはねた後、勢いで演舞場近くの東劇に行き、去年の納涼 歌舞伎の『らくだ』を観た。芝居冒頭でお念仏を唱えていた婆さんは 相変わらず達者な小山三(今年が卒寿!)で本当に大したものである。 勘三郎と三津五郎の絶妙の掛け合いにプラスして、死人である“らく だの馬”を演じた亀蔵の怪演に力を得て大笑いさせられたのだ。死人 に…
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悼話§三遊亭円楽さん(落語家)

闘病生活が長く、2007年には落語の世界からはを引退していたので、 ここ何年か三遊亭円楽の姿に接する機会はなかったのだ。 円楽を初めて見たのは『笑点』だったと思う。立川談志が初代司会を 務めていた最初期である。その後、同番組の司会を務めていた。融通 のきかない頑固さといった中に“湯上りの男”とか“星の王子様”と 言いながら…
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落話§古今亭志ん朝~喉に刺さった骨~

自分の中でずうっと引っ掛かっていることがある。古今亭志ん朝のこ とだ。 彼の実演を聴くことはついに叶わなかった。いずれはいずれはと思い ながら、気がついたら彼は手の届かないところに昇ってしまっていた のだった。それに記憶をたどってみたら、テレビでも彼の落語の映像 に接したことが驚くほど少なかった。 我々にとっての志ん…
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落話§落語の『らくだ』は・・・

歌舞伎の『らくだ』を観ながら、そういえば原作である落語の『らく だ』を実演でも放送でも聴いていないことに気がついた。 昔から落語は好きなので不思議なことなりと思っている。もっとも、 全編で一時間とかかかる噺だから、テレビで体験できるはずもなかっ ただろう。もちろん寄席で語るのも無理だろうし、誰かの独演会とか でなければ聴け…
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噺話§五月大歌舞伎~新橋演舞場~昼の部

今にも降り出しそうな雲行きの日曜日の歌舞伎見物である。演舞場で 11時開演の昼の部っていうのは初めてのような気がする。 20分ほどの『心猿~近江のお兼』を『金閣寺』と『らくだ』の2本が 挟んで、終演が15時前というのも気楽な見物だった。座った席も3階 最後列という気楽さである。演舞場は歌舞伎座と比べても小ぶりな小 屋で、そ…
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噺話§古今亭志ん朝のこと

落語に親しんだのは中学から高校にかけての頃で、そこで仕入れた知 識のまま今に至るのだから相当に古臭いものかもしれない。 いつでもそうだが、落語家にも“贔屓”がいるわけではなく、好きな 噺家がたくさんいるということである。そんな一人が志ん朝だったり する。実際の高座に接したことは残念ながらない――兄の金原亭馬生 の高座は新宿…
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