テーマ:映画

悼話§つかこうへいさん(作家)

つかこうへいの芝居を観るチャンスのないまま、彼の死を知ることに なってしまった。で、関係があるようなないようなの話である。 一度だけ階段から落ちたことがある。もう30年以上前のことになる。 階段を下りながら、ひょんなことで足を踏み外して10段近く落ちてい ったのだった。幸いなことに手の平だったかの打ち身程度で済んだ。 …
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創話§細部に神は宿る

去年の秋、久々に観た映画をけちょんけちょんに評価したエントリー がある。 なぜにそれほどまでにけなしまくったか……要するに細部の詰めの甘 さに尽きてしまったということなのだ。人によっては、それこそ…… 細けーこたぁいいんだよ! ……で、全体としての形さえできていればそれでよし、という意見も あるだろう。もちろん“…
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懐話§昭和三十年代~映画館~

[承前] 昭和30年代の前半、人口10万ちょっとという我が生まれ故郷の街には 映画館が8軒あったのだ。 かつて“五社”と呼ばれた東宝、東映、日活、松竹、大映が各1館、 さらに洋画が3館で上映されていた。洋画のうちの1軒は早々と閉館 してしまったのと、大映系の映画館がストリップ劇場になった以外、 残る6館は40年前まで…
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告話§ビッグイシュー138号発売中!

ビッグイシュー138号は3月1日から発売されています。お買い求 めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部300円。 160円が販売者の収入になります。 【内容の一部】 【内容の一部】 リレーインタビュー 北方謙三(作家) スペシャルインタビュー&表紙 ウディ・アレン 特集 よろこびのピクニッ…
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呟話§一言つぶやき~ヘップサンダル~

物心ついた頃、田舎にあったしょぼい履き物屋の店頭で見かけた…… ヘップサンダル ……という、けったいな品名がチラシの裏みたいな紙片にマジックイ ンキで適当に書きなぐられていたのだが、その“ヘップ”が“オード リー・ヘップバーン”が履いていたから命名されたというのは、ほん のつい最近知ったことで、ここまで40年以上という…
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告話§ビッグイシュー131号発売中!

ビッグイシュー131号は11月15日から発売されています。お買い求 めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部300円。 160円が販売者の収入になります。 【内容の一部】 特集 いま、そこにあるアート 日常から立ち上がるユーモア 表紙&スペシャルインタビュー クエンティン・タランティーノ …
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書話§『甦る昭和脇役名画館』鹿島茂

鹿島茂“大”先生の著書百冊記念は、この傑作である。それこそ東映 任侠映画から日活ロマンポルノに至るまで、いわゆるB級映画も何の そのと、ひたすら鑑賞を繰り返して達した境地が、ピカリと輝く…… 脇役 ……を探しあてることだったのだ。著作に登場した俳優の名前は、ほ んの何人かは知らなかったものの、川地民雄であるとか成田三樹…
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映話§シネマ歌舞伎『らくだ』

花形歌舞伎がはねた後、勢いで演舞場近くの東劇に行き、去年の納涼 歌舞伎の『らくだ』を観た。芝居冒頭でお念仏を唱えていた婆さんは 相変わらず達者な小山三(今年が卒寿!)で本当に大したものである。 勘三郎と三津五郎の絶妙の掛け合いにプラスして、死人である“らく だの馬”を演じた亀蔵の怪演に力を得て大笑いさせられたのだ。死人 に…
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悼話§森繁久彌さん(役者)

東宝の特撮怪獣映画と併映されていた作品に『社長シリーズ』なるも のがあって、その社長を演じていたのが森繁久彌だった。それが最初 の出会い。 次に出会ったのは、ホームドラマの『七人の孫』の爺さんで、爺さん と言いながら出演した時の年齢は51歳で、我が現年齢よりもはるかに 若かったというのは、かなり驚き……。 実演で観た…
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乖話§『赤い点』~ドイツ映画祭~<下>

[承前] 言いがかりはもう少し続く。 我が家は電気釜でご飯を炊かなくなって久しい。最初はフィスラー、 今は伊賀焼の土鍋である。それでわかるのだが、彼女が深鍋を借りて “ピクニック”のための米を炊きだした時は驚いた。生温い研ぎ方も ずいぶんだが、彼女が日本で電気釜で米を炊いている日常だったら、 炊き方も含めて相当に無理…
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乖話§『赤い点』~ドイツ映画祭~<中>

[承前] 何とかドイツに旅立っていった彼女は、ノイシュヴァンシュタイン城 の麓にたどり着き、そこから目的地へと向かうわけだが“なぜか?” 訪問した警察で18年前の具体的な状況を尋ねようとしない。 18年前の、ましてや日本人家族3人が死亡した交通事故の状況など、 地元の警察で尋ねれば誰かしら覚えているのは当然のことである…
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乖話§『赤い点』~ドイツ映画祭~<上>

先週末、新宿で開催されていたドイツ映画祭の中の一本、宮山麻里枝 監督作品『赤い点-Der rote Punkt-』を観てきた。以下は、これ全編 言いがかりの極辛口覚え書きなのでスルー推奨しておく・・・。 要するに入場料を払っているから、書きたいことを書いてみるという ことである。正直に言ってしまえば、30分で“退屈”であると…
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悼話§トニー・ザイラーさん(スキーヤー)

1956年、冬季オリンピックのスキー種目での三冠王である。その時の 回転の銀メダルが猪谷千春。 彼が主演した映画――たぶん『白銀は招くよ』と思われ――は、親に 連れられて観たが、保育園児だった身には何が何だか……で、スキー のシーンがあったなあ、というのが今に残る記憶である。 トニ・ザイラーは23歳で競技生活から引退し…
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悼話§山城新伍さん(役者)

彼が出演した映画とかテレビドラマは意外なほどに見てはいない。 1970年代以降はヴァラエティーのような番組にばかり出演していたと いう記憶である。ただ、そんな中で彼が本当の意味での“映画好き” といえる場面を何度か見ているのだ。 古い映画から新しい映画、俳優のあれやこれやを、立て板に水のごと き口調で熱っぽく語る様は、…
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崩話§アメリカの自動車

アメリカの自動車に対する特別な思い入れは持っていない。だから、 アメリカの三大自動車メーカーが破産しても“ああ、あの名車が”と 惜しむような感慨のもない。 小学生の頃にフォード・ムスタングに興味を持った以外、外国車に対 する興味はヨーロッパ系に向けられていたようなのである。それこそ 昔懐かしいシトロエンの2CVみたいなのに…
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悼話§ポール・ニューマンさん(俳優)

同居人の最も好きだった映画俳優がポール・ニューマンである。こん な存在と比べられたら分が悪いのは明らかだが、こればかりは同居人 に諦めていただくしかない。 BSで放送していて、現在はたまに再放送をしている“アクターズス タジオ・インタビュー”だが、もちろんポール・ニューマンも登場し てジェームズ・リプトンと丁々発止のやり取…
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舞話§ジーン・ケリー『雨に唄えば』

なぜかわからぬが、先週の水曜日のBSで『雨に唄えば』放映されて いた。いったい何度テレビ放映されていることか……。 しかしというか、ジーン・ケリーの屈託なく軽やか、かつ力強いダン スを見ていると、謙虚に“いいなあ”と思わせてしまう。彼の踊りを 見た後は、自分の中を一陣の爽風が吹き抜けていったようである。 ♪I'm si…
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騙話§再び『スティング』を観る

テレビで、70年代のアメリカ映画『スティング』が放送されていて、 思わず観てしまった。監督はジョージ・ロイ・ヒル。 最初に観たのは封切りではなく、3番館くらいまで落ちてきてからく らい。その後テレビで何度も繰り返して放送されている。そのタイミ ングで録画もしているから、わざわざ観ずともと思わないでもないが 仕掛けの見事さに…
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悼話§イングマル・ベルイマンさん(演出家)

映画を観に行かない人間なので、彼の作品を観たことがないというこ とに関しては申し開きができない。 新大久保と高田馬場の間にある、東京グローブ座が開場して間もない 1988年に彼の演出によるシェイクスピアの『ハムレット』を観たのが 唯一の接点。 スウェーデン語で演じられた舞台だったが、スピーディな展開と主人 公ハムレッ…
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悼話§ジェリー伊藤さん(俳優)

千田是也の甥だとは知らなかった。 最初に見たのはは東宝円谷特撮の『モスラ』だったかと記憶。怪しい プロモーターを演じて、南海の孤島からザ・ピーナッツ演じる双子の 小人姉妹を攫い『妖精ショー』を興行してモスラに追い掛け回される という役どころだった。男前だが胡散臭く、片言の日本語をあやつる 怪しい役柄というイメージが子供心に…
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悼話§永沢光雄さん(作家)

まだ47歳という若さである。自分より歳の若い人間の死を知るのはい つも複雑で辛い思いでいる。 我が家に彼の本があるわけではない。書店をブラブラ歩いている時に 手に取ってペラペラと立ち読みしたのが『AV女優』という単行本で テーマは際物的だったが、興味本位に堕することのない冷静な筆致で 綴られた上質なノンフィクションだと思っ…
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悼話§アリダ・ヴァリさん(女優)

迂闊にも、彼女がイタリア人だということを知らなかった。 漠然と東欧系かと勝手に思い込んでいた。 といっても彼女が出演した映画は、リバイバルで上映された 『第三の男』しか見ていないので、プロフィールまで知る由 もなかった。ヴィスコンティの『夏の嵐』すら見ていない。 目元がきつめなので、好みの顔というわけではなかったが、 …
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映話§アクターズスタジオ・インタビュー10年

罰当たりと言えるほどに劇場映画を観ない。歌舞伎だのオペ ラだのコンサートには行くくせにである。 そういう罰当たりな人間にとってもBSや地上波で不定期放 送されている、ジェームズ・リプトンの切れのいいインタビ ュー番組は欠かせない。『アクターズ・スタジオ・インタビ ュー』という題名の番組は、スクールのホールに学生や教師、 …
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悼話§アン・バンクロフトさん(Mrs.ロビンソン)

アン・バンクロフトが亡くなった。『奇跡の人』のサリヴァ ン先生や、『愛と喝采の日々』のベテラン・ダンサーなどが 記憶にあるが、何といっても『卒業』のミセス・ロビンソン に尽きる。 倦怠期の中年夫人が大学卒業間近の近所のぼんぼん(ダステ ィン・ホフマン)にちょっかいを出して誘惑する。ところが ぼんぼんは彼女の娘に恋したもん…
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