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zoom RSS 音話§シュターツカペレ・ドレスデンの音色

<<   作成日時 : 2005/06/09 12:39   >>

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いわゆる、ドイツ・オーストリア系のオーケストラの音色が
好きであるのだが、この10年で好みの順番をつけてみると、
ドレスデンが最上位に来てしまう。

このオーケストラ、やたらと歴史が古くて創立が1548年とい
うのだが、その後ウェーバーやワーグナーが指揮をしたり、
最近はハイティンクが音楽監督を務めていたりもした。

定期演奏会も行われるが、もっぱらのお仕事は歌劇場のオー
ケストラ・ピットに入ってのオペラやバレエの伴奏というこ
とになるが、これが耳の幸福でなくてなんであろうというく
らいに素晴らしくドイツ的な音色なのである。本拠地である
ゼンパーオパーでオペラを5つ聴いた。モーツァルトの『魔
笛』、ワーグナーの『マイスタージンガー』と『トリスタン
とイゾルデ』、R.シュトラウスの『ばらの騎士』と『ナクソ
ス島のアリアドネ』である。

中でも絶品だったのがワーグナーの2つ。艶やかでありなが
ら渋みを帯びた弦のアンサンブルに、深々としたホルン合奏
が絡む様は、絶妙に炊き上げられた極上の銀シャリのようで
おかず(つまりは舞台)が要らないくらいなのである。

他の二人の作曲家のオペラも、特に『ばらの騎士』は、この
ハウスが初演の栄誉を担っているだけに、ウィーン国立歌劇
場管弦楽団(≒ウィーンフィル)と拮抗するおもしろさである。
もちろんウィンナホルンやウィンナオーボエなどが醸し出す
ウィーン独特の音楽づくりにわずかに軍配をあげたくなるが
その差はせいぜい髪の毛一本といったところか。

去年逝去したカルロス・クライバーは、ドレスデンのオケで
『トリスタンとイゾルデ』を録音、CD化している。録音に
いささかな問題はあるものの、彼がドレスデンを使ってこの
楽劇を録音した理由がよく理解できる。

この伝統の権化のようなオーケストラに一昨年だったか、初
の日本人団員(女性)が誕生している。

猛暑に見舞われた2003年の6月、SKDの定期演奏会に行こ
うと市電を待っていたところ、ご本人とおぼしき女性がヴァ
イオリンを持って劇場に向かって颯爽と歩いて行ったのを、
ぼんやり眺めていたのだ。ゼンパーまでは、橋を渡って徒歩
10分足らずだったが、あまりの暑さにそんな距離でも市電を
待ってしまったのである。

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