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ヒステリックかつ“歪んだナショナリズム”の醜さのようなものは、 中国だけの専売特許などではない。あれをもって他山の石とできるか どうかは、己が国の格を決定するような気がする。 どこの国が好きだとか嫌いだとか、そういう感情を個別に持つことは ほとんどない。 嫌だなと感じるのは、左であるとか右であるとか軍事政権であるとか 政治体制の別を問わず“人権を抑圧する”行為を行なっていることが 明白な国に対してである。にもかかわらず、そういった自体が“存在 しない”とか“内政問題だ”とか“偏見と誤解に基づく我が国への攻 撃だ”という論調で、実際に起きている事態を認めようとしないこと なのである。 不思議でも何でもなく、上記のような論調は左右であるとか軍事政権 の別なく、どれも似て聞こえてしまうのだ。結局、抑圧者の論理とは そういうことなのだ。 体制というものにとって、反体制という存在が厄介者であるというこ とはいずこも同じだが、その存在と対峙するのに力をもって押し潰そ うとするのは野蛮な所業でしかない。……もちろん21世紀にあっても 力に頼らないで解決する営みが、道半ばでしかないのは認めるしかな いのだが。 【去年の今日】劇話§五月大歌舞伎・新橋演舞場(夜の部) |
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