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500ページを超える大部だったが4日ほどで読了。タイトルは…… ビルギット・ニルソン オペラに捧げた生涯 内容はおもしろかった。もちろん自伝のお約束で手前味噌になる部分 も少なくはなかったが、行き過ぎるほどのこともなく、適度なユーモ アを含んだ文章のおかげであっさりと読み切ったのだった。 様々なエピソード満載で、彼女がイゾルデをメトロポリタン歌劇場で 歌った時にトリスタンを歌うテナー歌手の調子が悪く、一幕づつ3人 が歌った時の、支配人ルドルフ・ビングの観客に向かってのお断り。 幸い『トリスタンとイゾルデ』は3幕までしかありません! あるいは、能力は認めつつもカラヤンとの間に生じた確執なども克明 に記述されているし、カルショーとショルティの『ニーベルングの指 環』の録音における様々なエピソードも、カルショーの著書と読み合 わせをするとおもしろいと保証する。 それはいいが、訳文が悪い。ちょっとという以上に文章全体がこなれ ていなかった。それにドイツ語をはじめとする外国語表記も不統一が 目立ち、読んでいて具合が悪かった。訳者あとがきにあるほど精査し たとは思えないのが残念。……ヴァーンフリート荘を“ワーンフリー ト荘”など、読んでいて居心地の悪かったこと。 憬話§我々の“バイロイト音楽祭”2008.08 |
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