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zoom RSS 懐話§尾瀬草紅葉[6]小淵沢田代

<<   作成日時 : 2015/10/16 00:00   >>

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[承前]

尾瀬の中には、小さい宝石箱のような湿原が点在していて、それらは
メインルートからはずれてぽつんと取り残された存在なのだが、実は
人々が訪れることの少ない、隠れ忘れられた穴場なのだ。

この日の午前中に行ったのは“小淵沢田代”という、長蔵小屋からは
東裏手を標高差約200m、1時間ほど直登したところの小湿原である。

アルバイト時代には、昼食後3時間ほどの休憩時間を利用して、ここ
や尾瀬沼南岸にある大清水平といった湿原めぐりをしていた。多くの
登山客が訪れることなどほとんどないから、時には人っ子一人いない
湿原のベンチに座って、のんびりとした時間を過ごすことができた。

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……小渕沢田代まで1時間と書いたが、その当時は40分ちょっとで駆
け上がっていて、そのイメージで歩いたつもりだが、なかなか行き着
いてくれず、しばしば休んでは木の間越しに尾瀬沼と奥にある沼尻湿
原を見下ろして写真を撮ったり、年齢相応の体力を痛感したのだ。

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しかも、登り詰めたところにあると思っていたら、ひとしきり下ると
いう記憶違いもあったが、1時間ちょっとで何とか到達。やや雲がち
で、奥日光は上州側にある三角定規のような四郎岳の全容は見えず。

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聞こえるのは風の音と木々のざわめきだけで、人々の存在はまったく
感じられない、久々に深閑とした30分ほどを過ごしたのだった。木道
の先は奥鬼怒への縦走路が伸びているが、そんな登山道を覆うクマザ
サなどを刈り払うため、夏の間に小屋の男たちが“道刈り”に、ほぼ
一日がかりの仕事として行かされたことを思い出していた。

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                            [続く]

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