ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 歳話§初めての定年[24]就職するまで-結-

<<   作成日時 : 2016/03/08 00:01   >>

トラックバック 0 / コメント 0

[承前]

そうして下宿に人事担当者がやって来たのは12月27日のことだった。
大家さんが気を遣ってくれて、何くれとなく世話をしてくれたのだ。

で“何でまた訪問してきたんですか”と聞いてみたら……“いやまあ
どんな学生生活を送っているのかなとか、そんなところですよ”とい
う適当な答えが返ってきた。

どうってことのない雑談を30分ほどした頃合いで、担当者は“それで
は、これで帰ります。会社に戻ったところで内定通知の電報を打つの
でよろしく”と言い置いて帰って行ったのである。

そう言われても、何というか就職先が決まったという実感が湧いてく
ることはなかった。夕方、電報が届いたが、それは電話口で電話局の
オペレーターがメッセージを読み上げるもので、電文の内容だが……

ナイテイノヨテイニケッテイイサイフミ

……というもので、最初に言われた時は何が何だか意味がわからなか
ったので復唱してもらい、ようやく“内定の予定に決定委細文”とい
うことがわかった。それにしても“内定の予定に決定”とは、何とも
難解な言い回しではなかろうか。

それにしても12月27日などとは、仕事納めの前日ではなかったかと、
後になって思い至ったのだが、電報の内容を聴き取ってしばらくした
あたりでようやく“食い扶持を稼ぐあて”が見つかったことに安堵し
たのだ。

その後、年明けたところで、入社予定者が集められてレクチャーがあ
ったり“保証人2名”を見つけるようにということもあった。そして
待望久しい入社日通知の葉書が届いたのは3月半ばを過ぎた頃で、大
学の卒業式の10日ほど前のことだった。

画像

付け加えるなら、入社式の日は朝からしとしと雨模様だったことと、
翌4日には、会社から直線距離で1200mほどのところにあった後楽園
球場でキャンディーズの解散コンサートが行われたのだ。蛇足だが、
キャンディーズの伊藤蘭とは同い年である。

そして間もなく、入社から38年の4月を迎えるのだ。
                            [続く]

《定年のトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ビッグイシュー基金      
歳話§初めての定年[24]就職するまで-結- ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる