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zoom RSS 法話§ホルンという楽器

<<   作成日時 : 2018/04/13 00:00   >>

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クラシック音楽を構成する楽器群の中にあって、演奏の難易度が常に
上位に位置しているのが“ホルン”という吹奏楽器である。その初め
は、動物の角を使っての角笛だった。

いつの頃から金属の楽器として使われるようになったものか、地域を
走る郵便馬車到来の合図にポストホルンが用いられるようになった。

その後、構造はいよいよ複雑になり、21世紀の今日に見るホルンは、
どこをどう繋げているものか、工場のパイプ構造と似たり寄ったりと
思ってしまうくらいである。

演奏が難しいということは、クラシックを聴き始めた半世紀前の日本
のオーケストラのホルンパートが悲惨な音を出していた記憶にたどる
ことになるが、かつてN響の首席で、カラヤンをしてベルリンフィル
に呼びたいとまで言わせた千葉馨のような人ですら、主要なソロパー
トで盛大にひっくり返っていたことを思い出す。

などと昔を偲んでばかりはいられず、今世紀に入ったあたりから、日
本のオーケストラの金管パートが充実しつつあることに気がついた。
特にN響あたりは、かつての奏者が定年退職してメンバーががらりと
入れ替わり、特に首席奏者である福川伸陽の技術の確かさについては
初めて聴いた時……ああ、日本人演奏家もようやくここまで来たかと
頼もしく思ったのである。

独奏ホルンの美しさは、例えばモーツァルトやリヒャルト・シュトラ
ウスの協奏曲で堪能できる。特にモーツァルトの第一協奏曲は、カー
ステレオで運転しながら聴くと、まさにはまっていると言えるのだ。

それがアンサンブルになると、魅力が倍加するようで、ワーグナーの
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第三幕の前奏曲であったり
『神々の黄昏』第二幕における、ハーゲンとアルベリヒが対話した後
のホルンアンサンブルの深々とした響きは、大ごちそうである。

追記:エントリータイトル冒頭の“法”は、ホルンの中国語表記であ
る“法國號”からいただいた。


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