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zoom RSS 弾話§マリア・ジョアン・ピリス[2018.4.12]

<<   作成日時 : 2018/04/26 00:01   >>

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かねてより実演を聴きたかったピアニストだが、一度はキャンセルさ
れ、ようやく聴くことができたコンサートは彼女の引退公演である。

当初予定されていたプログラムから何度も変更がなされて、結局納ま
ったのは、オール・ベートーヴェンというものだった。

ピアノ・ソナタ第8番 c-moll Op.13 『悲愴』
ピアノ・ソナタ第17番 d-moll Op.31-2『テンペスト』

****************休憩****************

ピアノ・ソナタ第32番 c-moll Op.111

[アンコール]
6つのバガテルより第5番

録音で聴いていた粒立ちのいいクリアな音は、まさにそのとおりで、
その中に多くのニュアンスが込められて、一点の雲りも揺るぎもなく
強い打鍵でも音が濁ることのない演奏を聴いた思いがする。

サントリーホールでピアノを聴くと、時としてホールのアコースティ
ックのゆえか、音が団子状になって客席に届くのだが、ピリスの演奏
は、まったくそんなことはなかった。

これほどに静謐な悲愴やテンペストを聴いたことがあっただろうか。
そして休憩後の32番は、さらなる高みへと登っていくように感じられ
た。音色はいよいよクリアさを増し、音符一つ一つがダイヤモンドダ
ストとなって空間を満たしていったのである。そして、どうせ変更す
るのだったら109から111の後期3曲を演奏してくれればよかったの
にとも考えたのである。

アンコールに演奏されたバガテルからの一曲は、まさにピリスからの
惜別のメッセージなのだった。

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