籠話§子供が3人、子供が4人

少し出勤時間を遅らせて家を出ることがある。

駅に向かって緑の多い遊歩道から公園に足を踏み入れると、
保育園のお散歩時間に出くわす。3歳児くらいになると先生
に連れられて集団がヨタヨタと歩いていくのだが、それより
小さいお子様は、少し大きめのバスケットのような乳母車に
まとめて3人4人と入れられて公園に行くのである。

それがまあ、なかなかにかわいらしくて……中にはかわいく
ないお子様がいないでもないが……それが乳母車の中で思い
思いにおとなしくしている。それを眺めているとモーツァル
トの『魔笛』の3人の童子が上空からゴンドラに乗って登場
してくるのとダブらせてみたりするが、こちらの童子は大人
を助けたりも歌ったりもしない。ただただぼーっと乳母車の
行く先を見ているか、居眠りをしているか、たまに機嫌が悪
くて泣いていたりと賑やかである。

公園に着いた彼らは、雑木林の柔らかな土の上を元気に遊び
まわっているのだが、多少年長になると先生の視界からいな
くなるのではないかというくらい走り回ったり、木に攀じ登
ったり、虫をつかまえたり、すっ転んだり……。

そういえば自分が保育園に行かされていた頃は、日常保育園
の敷地から外に出るなどということはなかったことを思い出
した。それぞれの園の方針とか色々あるのだろうが、ああや
って太陽と外気を存分に浴びさせれば彼らも満足だろう。

★ひだまりのお話★

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