政話§アメリカ合衆国中間選挙

上院の結果がまだ確定しているわけではないが、世界中が予想した通
りといえるだろう。これでブッシュは“レームダック”状態。

イラク問題が勝敗を分けた最大の要素であるのは間違いないが、他の
問題――スキャンダルとか貧富格差の拡大など――も相当に影響して
いるはずである。

ラムズフェルドが更迭され、いずれにしてもこれまでのようなイラク
対応ができなくなるのだろうが、散々イラク国内を混沌に陥れた揚句
に、尻拭いもしきれないままに米軍が撤退するとしたら、一体何のた
めのイラク侵攻だったのかと思わせる。

アメリカという国はヴェトナムのことを忘れたかのようである。

二大政党制の是非は措いて、ブッシュ政権の6年に対して米国民が下
した審判を見ると、政権交代の必要を強く感じるのである。万年野党
などというものの存在を許すことの不健全さというものを、日本人は
もっと考えたほうがいい。

これまで選挙を棄権したことのない身にとっては、常にそういったこ
とを考えながら投票しているつもりで、よく“自分の一票くらいでは
何も変わらない”とうそぶく声を聞くが、投票しない無責任さについ
て、もっと考えて反省するべきである。

国民がそれなりの意志を示せば、政権党であれ政権を狙う党であれ、
どういう“まつりごと”をするべきかを、常に国民の眼を意識して行
なうことになると思うのだ。

政権が“安定”しているように思えたブッシュ・共和党ですらこのよ
うな結果が待っているのである。そして民主党も今回勝ったからとい
って次がどうなるのかわからない、それが国を運営するということの
大変さではないだろうか。

+今日の富士山……○

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